様々な事情から、
コソボ周辺では
アッチやコッチに行ったり来たり。
次の目的地は、
コソボのプリズレンという街。

今居るマケドニアのスコピエ→プリズレンへのバスは
1日1本、16:00発のみ(2016年1月時点)。
距離としては遠くなってしまうけれど、
コソボの首都であるプリシュティナを経由して
プリズレンへ向かった方が早く到着するらしい。

スコピエ→プリシュティナへは1時間に1本程度、
プリシュティナ→プリズレンへは20分に1本程度と、
バスが頻発しているそうなので
スコピエ→プリシュティナ→プリズレンへと、
そんな事情から、
8:00発のスコピエ→プリシュティナ行きのバスに乗車。

やや小さめのバス。
昨夜の宿で一緒だったエリナさん&韓国人のスージョンも一緒にプリシュティナへ。
バスの中では、
頻繁にコソボとマケドニアを行き来しているという
仲良し一族と一緒。

彼らのマケドニアのパスポートを見せてもらったり、

日本のパスポートを興味深く眺められたり。

各国々、デザインが異なるパスポート。
旅の途中で仲良くなった方々と
見比べてみるのもなかなか興味深いです♪
バスの中では、
前の席から順々に廻ってきた用紙に
名前とパスポートNo.を国境に到着する前に予め記入。
8:30頃、パスポートチェック。
バスに乗り込んできた係員にパスポートを預ける。
後々戻ってきたパスポートにスタンプは捺されていない様子。
ここでバス代もお支払い。
通常バスターミナルの窓口で購入しますが、
バスに直接乗り込んで車内で精算すると
予約手数料(?)がかからないらしく、300マケドニアディナールでした。
※窓口で購入すると320マケドニアディナール。
少しバスが進み、
再びパスポートチェック。
ここで返してもらったパスポートにはスタンプが捺されていました。
この2つのパスポートチェックの所要時間は20分くらい。
心配していたコソボへの入国も、
マケドニア側から入国した事もあってか、
あっさり通過。
こうして
33ヶ国目、コソボに入国!!
10:10頃、
バスはプリシュティナに到着。

今夜はプリズレンを訪れた後、
再びバスに乗り、ここプリシュティナの街に宿泊予定。
コソボだけど、
アメリカのクリントン元大統領の銅像も立つ
その名もビルクリントン通りを通り、
バスターミナルから徒歩で15分のところにあるホステル
The White Tree(9ユーロ/泊。住所:Mujo Ulqinaku,Nr.59,Pejton,10000 Prishtina)に荷物を預け、
日帰りでこの街を観光し、夜にはスコピエに戻るという
スージョンとお別れし、
再びバスターミナルに戻り、
ミアちゃん、エリナさんと共に「5番ホーム」から出ている
プリズレン行きのバスに乗車。

久々のテレビモニター付き(B級感たっぷりのコントや、歌番組が流れてました)&
飴が配られたりする(黒蜜のような…ミントのような…中心にソフトキャンディ入り)、

ちょっとしたサービスが嬉しいバス。
バスの運賃は、
途中でバスに乗り込んできた乗務員さんにお支払(4ユーロ)。
13:00頃、
本日の目的地、
川に架かる石橋が美しいと評判の街、プリズレンに到着。


プリズレンの街を流れる
ルンバルディ川沿いを
丘の上に見える城塞を目指して進む。

先へ進むに連れ
街は徐々に賑わいを見せ始め、
ウラグリと呼ばれる
この石橋の近辺は


週末の午後ということもあってか、
たくさんの人たちで大賑わい。

※馬車も走っていたり
そのそばには建つのは
The Sinan Pasha Mosque。
白い壁に極彩色で紋様が施された窓や、

天井が美しいモスク。

このモスクの裏側には
お土産屋さんも並んでいます。
店頭に並ぶお土産から察するに、
コソボは"反セルビア、Loveアルバニア"な風潮が
あるらしい。

そんな一角を通り過ぎ、
壁や看板に描かれた「KALAJA→」の矢印に従って、


なかなかの急斜面の坂道を
丘の上の城塞を目指して上っていく。
気づけば、
ベオグラード、ノヴィ・サド、スコピエに引き続き、
今日はプリズレンと、
マニアの如く連日城塞を訪れる日々。
そんな事をみんなで話しつつ上り、
ようやく到着。

ここ、
城塞から見下ろすプリズレンの街並みは
圧巻!!の一言。
雪を抱いた山をバックに
真ん中にはルンバルディ川が流れ、
コソボ版、ドブロブニク!
と言いたくなる程
見渡す限り赤茶色の屋根の家々が並び、
その中に、
ポツン ポツンとモスクがある。
そして、
城塞の中は、
中国の"
万里の長城"みたいな雰囲気。
(行ったことないので、あくまでイメージですが…)

180°反対側にも同じく赤茶色の屋根の家々と、
遠くには雪山の姿も。

もしもこの街に住んでいたら、
この場所に幾度と足を運んでは
この眺めを楽しみに来てしまうだろうなぁ
そんな風に思ってしまう
素敵な場所。
プリズレンの街を
上から堪能した後は、
滑って転ばないよう注意しながら
先程の急な坂道を

地元の方々とお話したりしつつ


下って街の中へ。
街中では
下駄を売ってるおじさんや、


明らかに日本のものより巨大な
綿菓子屋さん、

意外と世界各地で見かける
体重測定屋さんや、
世界各地で見かける
あのお店に似たケバブ屋さんを通り過ぎて
バスターミナルへ戻り、
再びプリシュティナの街へと戻っていきました。
※プリズレン→プリシュティナへのバスも
20分に一本出てるそう(最終バスは19:00発)。