キリマンジャロ登山3日目【ホロンボハット(標高3,720m)→キボハット(標高4,720m)】
朝起きて山小屋の外に出ると
目の前に果てしなく広がる
雲海!富士山並の高さを誇るホロンボハットは、
すでに雲の上。
5日間でキリマンジャロ登山を行う私は
登山開始3日目の今日、
次の目的地キボハットへ向けて歩きはじめますが、
6日間で同じマランガルートを行く人たちは
高地に体を順応させるため、
ここホロンボハットにもう1泊するらしい。
※近くにある「ゼブラロック」というシマウマのお尻のように
縦じま模様のある岩までトレッキングを行うそうです
AM8:10、ホロンボハットを出発。
しばらく進むと
”Last Water Point”という看板を発見。
その看板の示すとおり、
ここが最後の水汲みポイント。
この先は
「水」がない世界。
他の登山同様に、
キリマンジャロ登山においても水は貴重なもの。
このLast Water Pointは水を手に入れる最後のチャンスの場所ではあるものの、
あいにくこの付近の水には灯油が含まれており、
ディーゼルオイルみたいな臭いと味がするので、
ポーターの人たちは
より手前で水を汲んでは、キボハットへ運んでいるそうです。
ほどなくすると、
辺りの景色がガラリと一変。
植物の姿は一気に少なくなり、
赤茶色の地面に。
ここまで来ると
目指すべき「キボ峰」が目の前に姿を現した。
よく見る『キリマンジャロ』の画!!
登山をはじめて早三日。
一歩一歩
確実にキリマンジャロの頂上に
近づいてきていることを実感しながら歩いていると、
前方からこちらに向かって歩いてくる人影が。
私より1日早くキリマンジャロ登山に挑んだ
モシで同じ宿に滞在していたドイツ人二人組に遭遇!
二人とも無事、登頂成功したそう♪
私も彼らの後に続いて
登頂成功を目指したいもの。
そして
13:30頃、本日の目的地
キボハットに到着。
初日、2日目に比べて距離も短く、
歩いた時間も短かった3日目。
ここまでハイキング気分で
特に何の異変も感じず歩いてきたけれど、
キボハットにたどり着く直前の1時間は
少し違った。
標高が高く、酸素が薄くなっていることが要因なのか、
ちょっとした傾斜を歩くだけで息切れ気味。
南米で経験済みの標高4,000mを超えた今、
私の身体は人生で未知の領域の突入。
※ボリビアやチリあたりでは標高3,000m超えの街を幾度と行ったり来たり
とはいえ、
とりたてて高山病の症状もないまま
キボハットまで到着出来たことに一安心。
そして、
今日の深夜ついに…
アフリカの最高地点、
ウフルピーク到達を目指して歩き始めます!!
※本記事は2018年3月滞在時の情報です。現在とは実情が異なる場合がございますのでご了承ください。