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真夜中に出発!ルワンダ→タンザニアへバスの旅

次の目的地は
アフリカ最高峰、キリマンジャロへのアクセスシティ、

タンザニアモシ

現在地のルワンダの首都キガリから
2日間掛けてバスに乗ってモシの街を目指します。

まずは、中間地点となる
タンザニアのカハマ(Kahama)という街へ。
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※タンザニア入国にはビザが必要です(国境で申請可)


キガリ発のバスの出発時間は
まだ夜も深いAM3:30。


キガリで滞在していた

バスターミナルまではバイクタクシーで約20分。


真夜中の住宅街でバイクタクシーが通りがかる確率の低さを考慮し
深夜2時頃に家をでようとしたところ、

明日も仕事だというのに
家主のアナンドが起きてきてくれ、
バイクタクシーがつかまるまで家の外で一緒に待ってくれるという。

美味しい手作りカレーをご馳走になり、
素敵なお部屋に滞在させてもらい、こんな深夜にまで…。
アナンドの優しさに感謝。



案の定、なかなか現れないバイクタクシー。

待ち始めて15分を過ぎた頃、
ついに1台のバイクタクシーの姿が見えた!


…が、
既に他の乗客が乗車中


仕方なく、次のチャンスを待つことに。

小雨も降る中、迫りくるバスの出発時間への焦りと、
いつまでも外に出させてしまっているアナンドへの申し訳なさで
どうしたものかと頭を悩ませ始めたころ、


なんと!
先ほど通り過ぎたバイクタクシーが戻ってきた!


”乗ります!乗ります!”と、
思いっきりバイクタクシーに向かって手を振ると

私たちの前にやって来た。


あれ!?
でも、まださっきの乗客のお兄さんがバイクの後部座席に座っている


すると、乗客のお兄さんがバイクから降り、

”君たちが困っていると思って戻ってきたんだ。
バイクタクシー譲るから乗っていきな!!” と、まさかの一言。


思わぬ展開にびっくりしつつ、
こんな真夜中の、しかも雨も降ってる中、
さすがに申し訳なさすぎるので

その申し出を断ったものの、



そのお兄さんは私の大きなバックパックを
サラッとバイクタクシーに乗せ

”気にしなくてOKだから。良い旅を!”

という言葉と共に、
アナンドと一緒に私を見送ってくれた。



紳士的すぎる(感動!)
この優しいお兄さんのおかげで、

出発予定の30分前、AM3:00 にバスターミナルに到着。

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ウガンダからルワンダのこのバスターミナルに到着した際に
あらかじめ聞いていたバスの料金。

・マイクロバスタイプ:8,000ルワンダフラン
・大型バスタイプ:10,000ルワンダフラン

お安いAM3:30発のマイクロバスで行くつもりでいたところ、

私のお供の大きいバックパックは2座席占領してしまうので、
その場合は2人分の料金になるかもしれないとの話を聞き、

急遽、AM4:00発の大型バス(Trinityのバス)でタンザニアに向かうことに。




出発20分ぐらい前になりようやく販売されたチケットを手に
乗り込んだバスは、

新車同様に清潔で、座席も広々な
このところのアフリカ大陸移動の中で断トツの超快適バス

しかも、
座席に(ちゃんと機能している)USB挿し口まである。

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出発前にスタッフの方がパスポートチェックをし、
バスはいよいよタンザニアに向け出発!!



…と同時に荷造り&真夜中の移動で
この日1時間も寝ていなかった私は、即寝落ち。




気づいた時には
辺りも明るいAM7:30 。

ルスモにある国境に到着してました。
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国境にて、

まずは
イエローカード(黄熱病の予防接種証明書)の確認が行われ、
続いて荷物チェック(空港でよく見かけるような機械で、X線スキャン)。


同じ建物内に
ルワンダとタンザニアの両国のイミグレーションがあるので、

まずはルワンダ側で出国スタンプを押してもらい、
続いてタンザニア側の入国審査へ。


窓口で「滞在期間」、「目的地」、「滞在目的」を告げ、

パスポートを渡す➝申請書を記入➝黄色の用紙にサイン(ビザ代の領収書のようなもの)➝ビザ代US50ドルの支払い

といった一連の手続きを行い、
その後、手続き完了時に名前を呼ばれるまで待つのですが…
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※ビザ代の領収書


なかなか名前を呼ばれない。


この隙に
建物のそばにいた両替商の人たちのところに行き

手元に残っていたルワンダフラン(RWF)タンザニアシリング(TZS)に両替。
(人によってレートもバラバラなので、何人かに声を掛けて比較するのがおススメです)


はたまた、
同じバスに乗っていたカナダ人のエステラと、
違うバスながら同じタイミングでビザの発行を待つイスラエル人と3人でお話して時間つぶし。

この二人も私同様に
アフリカを一人で旅するバックパッカー。

偶然にも、
二人とも最近旅の最中に携帯電話を盗まれてしまったらしい。

やはり旅の最中は油断大敵です。





こうして1時間以上過ぎた頃、
周りで待つ人の数も減ってきたにもかかわらず、
相変わらず名前を呼ばれる気配もない。


様子を見ようと、
より窓口近くへ移動して待ち始めたところ、

つい先ほどまでのんびりモードだった職員さんたちが
急にエンジンがかかったかのように手際よく作業を再開してくれ、

AM9:00を過ぎた頃、


ようやく名前を呼ばれ、
54ヶ国目、タンザニアに入国。

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私とカナダ人バックパッカーのエステラの
入国手続き完了を待ってくれていたバスは

イミグレーションを出て少し走ったところにある
ガソリンスタンド&お店の前で停まった。

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ここで
違うバスに乗り換え




エステラから
彼女の持っていたスワヒリ語の辞書を見せてもらったり、
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同じくバスを待つマサイ族の人たちとお話したり、

ピーナッツ売りのお兄さんから購入した
炒りたてのピーナッツ(1,000TZS)を食べながら気長に待ち、
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ようやくやって来たバスに乗り込み、
出発したのは、お昼目前のAM11:50


乗り換え後のバスは、
至って普通のバスなのだけれど…

さっきまでの超快適バスに比べると、
ちょっぴり切ない乗り心地。
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なかなかのオフロードも
ガタガタと走りぬけるバスは、

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15:30頃に一度トイレ休憩を挟んだ以外に
停まる様子もなく順調に進み、
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17:00に目的地であるカハマに到着。


バスを乗り換えてから
隣の席に座っておしゃべりしていたエステラは
このバスで引き続き「アルーシャ」という街を目指すそう。

彼女に別れを告げてバスを降りたら、


バスターミナル内のバス会社で
明朝のモシ行きのバスの時間を確認し、

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さっそくタンザニア初日の宿探しを開始!

※本記事は2018年3月滞在時の情報です。現在とは実情が異なる場合がございますのでご了承ください。

by ice_oga | 2018-03-16 17:00 | 交通・移動 | Comments(0) |