連日のバス移動で毎日のように
AM3時やら4時起きが続いていたエチオピアの旅
今日は久しぶりに移動もなく
ここ数日の分までゆっくり眠ろうと思っていたアルバミンチの宿で、
ドン!ドン!ドン!
と、いきなり部屋のドアがノックされたのは
まだ窓の外も暗いAM6:30頃。
誰!? 何事!?
しばらく経っても鳴りやまないノックと
ドアを開けろ!という声に
仕方なく起き上がり
ドアを開けると
ドアの前に立っていた人は
おや?といった表情で慌てて無言で去っていった。
そんな出来事が1時間にわたり
何度も人が変わっては繰りかえされた朝。
宿のレセプションの人に
朝のこの出来事について伝えてみたところ…
"よくあることさ。
他の客室の客が間違ってあなたの部屋をノックしてたんだよ" との回答。
そんなこともあった
アルバミンチで迎えた朝。
宿の外へ出ると
道端で卓球に興じるお兄さんたちに出会った。
面白そうだなぁと近づいていくと、
ほらほら!とラケットとボールを渡され、
私も卓球に参加♪
…させてもらったものの
運動音痴過ぎる私は、
全然ラリーが続かないまま終了。
卓球台の隣では
地元のお兄さんたちが談笑中。
この後、バスでチェンチャ山に行くとの話をすると
"そのバスは7時ごろにあるよ!つまり午後の1時ね!"など、
未だに指を使って数えないと
混乱してしまうエチオピア時間(スワヒリタイム)について
教えてもらったり。
彼らのいる少し先へと進むと、
今度は
道端にコップを並べたコーヒー屋さんを発見。
周りには
撒き散らされた緑色の草。
後から調べてみたところ
この草(ケテマ)は
コーヒーを味わうにあたり施された
れっきとしたデコレーションで、
自然の中にいるような雰囲気を醸し出すために敷かれたものらしい。
草のデコレーションの上、
可愛いお客さんたちに混じって
朝食がてらに
淹れたてのエチオピアコーヒーを一杯♪(5ブル)
先日も紹介した
砂糖たっぷりの
甘くて美味しいコーヒーでした。
コーヒーを飲んだ後は、
バスターミナルへ向かい、
昨日ドルゼ族のマーケットに行った時と同じバスに乗って
チェンチャ山のマーケットへお出掛け。
※チェンチャのマーケットは次のプログで紹介予定です
チェンチャのマーケットから
戻ってきてからも、
すっかり見慣れてしまった
ニワトリや
山羊、
イノシシ!?達が闊歩し、
伝統家屋風の家(恐らく観光用)も
そびえる街中を歩き、
万が一の自体に備えて
マラリアの治療薬(Lumartem)を薬局で購入したり、
郵便局に立ち寄って
日本の友人にハガキを送ったりと
ちょこちょこ用事を済ませながら散策。
ちなみに郵便局で
1枚3ブル程度でいろんな写真のポストカードが売られており、
切手代は11ブルで日本に届くそう。
※エチオピアの郵便ポスト
薬も入手でき、日本への手紙も送り終え、
その後も
あてもなくブラブラしていると
どこからともなく
“コーヒー飲んで行きな~”と
道端のコーヒー屋さんで井戸端会議中の方々に声を掛けられては
誘われるがままに
午後のコーヒー(5ブル)を味わったり、
出会った人たちと軽くお話ししては、
写真を撮ったり。
アルバミンチの人たちは
みんなフレンドリー♪
いつの間にやら
夕暮れ時になったので
そのまま
晩ごはん探しに突入。
今夜はどうしても肉が食べたい。
アルバミンチに来てからというもの、
店先のメニュー(店の外に知るられた料理の写真)で
肉料理を見つけては注文しようとするも
どこもかしこも断られてしまい、
なかなか肉料理にありつけない。
実はこの時期、
エチオピアで主流のは宗教、
エチオピア正教の断食期間。
約2ヶ月に渡り、
血を流すもの(=肉)を口にしないらしい。
そんな中、宿併設のレストランで
魚メニューを発見!(100ブルとややお高め)。
値は張るものの
インジェラとパンが添えられた魚料理をお肉代わりに
いただきました。
ついでにビールも注文。
タップから注ぎたてのビールがわずか11ブル(約44円)と
お財布にも優しい♪
そんな晩ごはん時、
肉以上に恋い焦がれているものといえば、
アイスクリーム。
エチオピアに来てから、
アボカドシェイクこそあったものの、
いかにも“アイスクリーム”と呼べるような
The アイスクリームに未だに出会えずじまい。
どこに行けばアイスクリームを食べることができるのか
宿の方に聞いてみると…
“アイスはアルバミンチにはないよ”
という衝撃的な答え。
アディスアベバなどの
大きい街に行かないとアイスクリームは売ってないらしい。
昼間はとにかく暑いアルバミンチ。
冷たいアイスクリームを食べたなら、どれ程美味しく感じるか…。
残念ながらアルバミンチ(エチオピア)では
アイスらしいアイスに出会えずじまい。
でも、
たくさんのフレンドリーな方々に出会えた街でした。