“世界一過酷”と噂のダナキルツアーへ行ってみる~一日目(後半)~

エチオピアに位置する
地上にある世界一低い活火山エルタ・アレ



辺りもすっかり真っ暗になった19:00過ぎ、


夕食をとったキャンプサイトから
夜の登山開始



私たちダナキル砂漠ツアーの参加者と数人のガイド、
寝袋を運ぶラクダ4匹と

銃を持った現地の人と兵士たちで



残念ながら景色は楽しめそうにない
真っ暗な中、

一歩一歩足を進めていく。
※私は小さな懐中電灯しか持っていきませんでしたが、
暗闇の中の登山にはヘッドライトを利用した方が便利そうでした



涼しい夜にも関わらず
歩いていると意外と喉が乾き、

キャンプサイトを出るときに水を2本持たされたことにも納得。
(あっという間にペットボトル1本飲みきっちゃいました)





砂埃がよく立つ地面から
次第に溶岩のゴツゴツした地面へと足下が変わる中、


ところどころで休憩を挟んでは

参加者の中に
体調を崩してしまった方が出てきたこともあり


ゆっくりペースで
暗闇の中を歩くこと4時間弱、



23:00頃に
火山口付近のキャンプサイトに到着。





ちょっと休憩をしたら

ついに火山口へ。


このキャンプサイトから先は
地面に穴が空いている危険性があるので、

ガイドさんの指示に従って
前の人に続いて一列で歩いていく。






火山口へと向かう道のりは、
溶岩が固まったばかりなのか地面はジャリジャリ

まるで霜柱や
雪の降った後に道路に撒かれた塩化ナトリウムの上を歩いているような不思議で面白い感覚を味わいながらたどり着いた

エルタ・アレの火山口




それは
アフリカを旅するキッカケとなったと言っても
過言ではないほどに

楽しみにしていた場所



ここから見えるのは
生まれて初めて見る灼熱のマグマ!!






…のはずだったのだけど、



立ちこめる煙で
全然マグマなんて見えない(泣)。





マグマの影響なのか、
赤みがかって立ちこめる煙

それはそれで趣があるのだけれど…


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期待していたのは
大迫力のグツグツいってるマグマ。




期待していた景色に出会えなかった悲しみに
追い打ちをかけるように

私にダメージを与えてくるのが

火山ガス





明らかに
体に悪そうなガスが充満する火山口周辺。


周りにいる他の人たちも
あちらこちらで咳込んでいる。



こんなこともあろうかと
持ってきたマスクで口を覆い完全防備…

 
できると思いきや、

一般的なマスクでは
太刀打ちしきれないほどのなかなかの息苦しさ




ガスに苦しめられながらも
マグマが見たい一心で火山口付近で待機するも

残念ながら
煙が晴れる気配がなし。。。





そんな状態なので、

明朝にもう一度この火山口を訪れる時に
マグマが見れることを期待して、

今夜は諦めて
火山口近くのキャンプに戻ることに




まだマグマを諦めたくない気持ちと、
ガスの苦しさから逃れたい気持ちが混じりあい


なんとも複雑な心境でUターンをし
ガイドさんの後ろに続いて
歩き始めたその時、




待って!待って!との叫び声が後ろから聴こえてきた。




ふと、火山口の方を振り返ってみると…



煙の間から

マグマが見えてきた!!



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先に来ていた
他のツアーグループの人たちは既に諦めてキャンプサイトに戻った中、

遅めに火山口に到着した私たちのツアーグループは
他のグループよりは遅くまでこの場に残っていた。



煙が私たちにこの光景を見せるタイミングを
あと数十秒焦らしていたら、

見れずじまいでキャンプサイトに戻ってしまっていたという


まさに
奇跡的なタイミング!!




こうして無事目にすることができたマグマ。

マグマの流れる様子は、とにかく大迫力


それは
ただただ“美しい”と見とれてしまう光景で、


赤くオレンジ色のマグマの中から
実に鮮やかな黄色が沸沸と吹き出しては流れ出る姿は、

ものすごく陳腐な表現だけれど

“地球って生きてるんだなぁ”と思わずにはいられない。




この光景を目の当たりにしている間は
不思議と先程までのガスによる息苦しさも忘れてしまう。



再び煙が濃くなり始めた頃、
興奮が冷めやらぬまま、キャンプサイトへ帰還。



屋根も壁も何もない、
火山の山頂付近の地面にマットレスとシーツを敷き
(シーツはキャンプサイト出発時にドライバーから受け取り、自分で持ってくる)、

希望者に向けて渡された寝袋を敷いて、



5つ星なんてもんじゃない
満天の星空の下、

赤い煙の立ち込める情景を横目に見つつ、

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火山口で野宿

こんな経験、
この先もなかなかできないだろうなぁ笑。




そんな貴重な火山口で野宿体験をしながら
迎えた翌朝



まだ辺りが真っ暗なAM4:30に起床し、
再び火山口へ。


残念ながら
再び煙が多く、
辛うじマグマがて見えるか、見えないかという様子。


火山ガスの苦しさもあり、
朝は30分もせずにキャンプサイトへと帰ってきました。



キャンプサイトで、

もくもくと立つ煙を眺めながら
夜が明けるのを待つ。
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すると、
ずっと真っ暗だった景色の全貌が
夜明けと共に明らかになってきた。


まるで地球じゃない
どこかの惑星みたいゴツゴツ感のある岩山。

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ちなみに
明るくなって見えてきた
野宿したキャンプサイトの全貌はこんな感じ。

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マットレスは
ラクダさんが運んでくれました。

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しばらくしたら

まだ日が昇る前の
涼しい時間帯のうちに、下山開始

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太陽が顔を出すと
一気に暑くなってくる。



ひたすら無心に山を下り、

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二時間ちょっとで
昨夜登山に出発したキャンプサイト到着

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キャンプサイトで出迎えてくれた
ドライバーのアントワンから
ウェルカムドリンク的にマンゴージュースをもらい、
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シャワ−がわりに
ペットボトルの水を頭の上から掛けてもらい、リフレッシュ。



そして、

パンケーキにトースト、エッグにフルーツ
盛りだくさんの朝食
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山登りを終え、
青空の下で美味しい朝食をいただくなんて

実に清々しい朝♪
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朝食を食べ終えたら、

エルタ・アレで
念願のマグマを無事見れた興奮が冷めやらぬまま
再びアントワンの運転する車に乗り込み、


まだまだ続くダナキル砂漠ツアーの次の目的地に向けて

出発!



by ice_oga | 2018-02-23 09:02 | 街散策 | Comments(0) |