トラブル必須!?モーリタニア→セネガルへロッソで国境越え

旅をはじめてから
今までに何十回と経験してきた国境越え


島国の日本では飛行機や船に乗らなければならず
少なからず他国に比べてハードルの高い国境越えも、

陸路で歩いて国境を渡ったり、
一日に何度も国境を越えて複数の国々を行き来することにもすっかり慣れた今日この頃ですが、


今回ばかりは少し緊張。



と、いうのも
今居るモーリタニアから
次の国、セネガルに行くために通るロッソの国境

トラブル多発することで有名な場所




国境付近はもちろんのこと
イミグレーション内にも詐欺師スリが多いらしい。



ロッソ国境を突破する為に
昨夜はロッソ国境を越えた旅の先人たちのブログを読みあさり
どんなトラブルがこの身に降りかかる可能性があるか、

イメージトレーニング


ブログ上には人間不信になりそうなほど
いろんなトラブル事例が出てきました。。。





更に、
中でも多い“両替”のトラブルを避けるため、


昨日のうちに
モーリタニアのヌアクショット市内の両替所で
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セネガルの通貨、セーファーフランも入手済み。
※モーリタニアウギアだけでなく、モロッコデュルハムも両替できました



心の準備も整ったところで、
いざ、国境越えに挑戦!!






まずは
ヌアクショット(Nouakchott)の宿から
国境のある街、ロッソ(Rosso)へと移動します。



宿の方に交渉などを手伝ってもらいつつ、
宿→ロッソ行きの乗合バンのターミナルまではタクシーで移動(700ウギア)。

下調べしていた
ロッソ行きのバンが出ている“ガレージロッソ”という場所を見事に通り過ぎられて



道、あってる!?

と、
何度もタクシーのドライバーに問い正しながらも連れてこられた場所は
予定していたガレージロッソから5km程離れた場所

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本当に大丈夫なのか半信半疑でしたが
ちゃんとこの場所からロッソ行きのバンが出ていました(GPS18.017915, -15.976697)。

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四方八方からやって来る
客引きやらポーターやらの勧誘や
しつこい物乞いたちの嵐を避けながら、

無事ロッソ行きのバンに乗り込み

出発を待つ(ヌアクショット→ロッソ 2,500ウギア)。
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バンのドライバーに9:00に出発と言われて
8:30頃に車に乗り込んだものの、



どうやら
アフリカでよくある
満員になり次第、発車するタイプ
(=人が集まらないと何時間もそこで待たされる)らしく


結局ここを出発したのは
10:00少し前



未舗装のガタガタ道や

悪者の城に生えてそうな黒い木が生えるエリアを通りながら、
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何度か停車しては
パスポートチェックを受けつつ、


13:50、ロッソのターミナル到着

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ここからは
旅の先人たちから得たトラブル事例をもとに
臨戦態勢で挑みます!!




・【トラブル事例1:ターミナル→国境までの間に襲い掛かる両替商や客引きの嵐】

バンが到着した場所からモーリタニアのイミグレーションまでは
700メートルくらいの距離。

道なりに歩いていくだけなので迷いはしないそうなのですが、
この区間にたくさんの両替商やタクシーやロバ車がしつこく勧誘してくるらしい。



《実際に歩いてみると…》
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バンを降りた辺りでは
タクシーやロバ車の勧誘があったもののそこまでしつこくなく、

両替商も声を掛けてきたのは1人くらいで

問題なくイミグレーションまで歩いて行けました。



ちなみに、
道の途中にちょっとした商店があり
そこでお昼用にパンやお菓子を購入したところ、

こんなカレンダー(去年のだけど…)がビニールシートのような生地に
プリントされた袋をショップ袋としてくれたのですが、

この色合いやカレンダーのデザインがなぜかツボで
やたら可愛く感じました。

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・【トラブル事例2:怪しい人だらけのイミグレーション、その①】

いかにもイミグレーションのスタッフのように声を掛けてパスポートを奪い、
実際はただの両替商だったり、詐欺まがいだったりで、なかなかパスポートを返してもらえず困ってしまうらしい。


《実際に通ってみると…》
イミグレーションのゲートにたどり着くと
さっそく制服を着た人にパスポートの提示を求められた。

警戒しながら、パスポートのコピーのみを差し出してみると
“原本を見せろ”とのこと。

しぶしぶ片手を添えつつ(万が一奪い取られないように)
パスポートの原本を見せると、

ビザのページなどを確認した後に
パスポートの原本はその場で返してくれ、

代わりに先に差し出したコピーはこの人が押収。




このやりとりをしている間にも

まわりの人たちが
You need help?(困ってることある?何か助けがいる?)
など声を掛けてきたので

私は警戒心マックスで全てに
No!No!と言ってあしらってしまっていたけど


そんな私に対し、
今、昼休み中でオフィス開いてないよ~
とか
15時からここの建物でスタンプもらえるよ~

と言いながら去っていく、ただの親切な現地の人たでした。



みなさんが教えてくれたとおり
絶賛、イミグレーションオフィスは昼休み中

昼休みが終わるまで
建物の日陰で待っていると


休憩中のオフィサーたちが声を掛けてくれ
彼らの座っていたシートに一緒に座らせてくれ、オフィスがあくまで待たせてくれました。


ちなみにイミグレーションの敷地内にも
お店的なものがあったり(営業してるかは謎)、
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親切なお兄さんたちが管理している
トイレ(100ウギア)なんかもあり、
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予想に反していい人ばかり。




すっかり拍子抜けしながら
オフィスが開くのを待っていると、


その時は突然やって来た。





“ここで働いている”という私服のお兄さんが声を掛けて来て

パスポートブルーシートを見せろとのこと。


お兄さん:ブルーシートが無いんじゃセネガルに入国できないぞ。
俺が今ここで500ウギアでつくってやるから
早くこの書類に記入して!





???


ブルーシートなんてものが必要なんて
昨日の下調べでも一切出てこなかったし、そもそも何の書類なんだ??


私:そんなの入国に必要だなんて聞いたことない!



よくよく話を聞いてみると

ブルーシートとは予防接種証明書
すなわちイエローカードのことらしい。
セネガルに入国するにはイエローカードは必須です


私:その書類なら持ってるからいらない
と、答えると

お兄さん:そんな古いのじゃダメだ!ポリスが入国させてくれない!ここで作れ!!

とのダメ押し。


。。。


いつ、どこで受けたかもわからない(そもそも受けたかどうかも確かではない)
予防接種の証明書の彼が発行する

理に適ってない

詐欺師確定!



その後もしつこく勧誘してきましたが

あまりにしつこいので
無視し始めたところ


お兄さん:チェンジ!セーファー!!

と、突然両替商に早変わり。



私:…(失笑)。




こういった
偽書類偽チケットなどを発行して
お金をだまし取ろうとする人たちがいるので、十分注意が必要です





そんなこともありながら待ち、
結局イミグレーションのオフィスが開いたのは15:30


窓口でパスポートを提示し、
職業行き先(セネガル)を聞かれた後

モーリタニアの出国スタンプを捺してもらえました。


すると、
同じく窓口に並んでいた方が

“Welcome to Africa!
モーリタニアを出るのもセネガルに入るのも無料だから安心してね!


と嬉しいアドバイスをくれました。
※注:モーリタニアに入国する際は、ビザが必要です



【よくあるトラブル3:モーリタニア→セネガルへの川渡り交渉】

ロッソの国境でモーリタニアとセネガルを隔てるのは
ずばり、
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対岸にあるセネガル側のイミグレーションに行くには
目の前を流れる川を渡らなければなりません。

その為、川岸には対岸へ向かう小舟がたくさん。

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船頭さんと値段交渉をし、
転覆しないかヒヤヒヤしながら対岸に渡らなければならないそう。



《実際に渡ってみると…》

タイミングよく、
間もなく車も載せられる大きさの船が出航する時間らしい!

しかも大きな船は無料

値段交渉で揉める心配もなく、
同じ船で対岸へと向かう人たちと談笑しながら船乗り場で待機。
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なかなか船が来ないなぁなんて思っていたら、



いつの間にやら川の上に居る!!




船を待つ場所だと思っていた場所は、
それ自体が船だったらしい。

見た目は船というより、ただの板。


何はともあれ、
セネガルはもう目の前!!






・【トラブル事例4:怪しい人だらけのイミグレーション、その②】
モーリタニアのイミグレーション同様に
セネガル側のイミグレーションにも怪しい人たちが待ち構えていて、イミグレーションのスタッフからでさえ威圧的な態度で脅されたり、賄賂を要求されることもあるらしい。


《実際に通ってみると…》
モーリタニア側のイミグレーションに比べて人口密度が高く
ゴチャゴチャしている印象のセネガルのイミグレーション。
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※手前は船上でお話していたおじさん



船が到着した瞬間から
人が群がってくる。

そして、
チェンジ(両替)!、パスポート!!などと次々声を掛けられますが
トラブルに巻き込まれない為にも、

ここの人たちは
完全に無視してスルー。


でも、
ここで無視してはいけない人物も。


それは制服を着たポリス

船の着いた場所の近くで待ち構えている
彼らにパスポートを一時的に預けなればなりません。
(くれぐれも私服の人にはパスポートを渡さないように注意!!)

少し先にある
入国審査の窓口前まで行き、

しばらくすると先程のポリスが私のパスポートを
この窓口のところまで持ってきてくれます。


ビザ不要で入国できるセネガルは
入国審査自体はとっても簡単で、

職業を聞かれた程度で
あっさり入国スタンプをゲット

威圧的な態度とは程遠い
とってもフレンドリーなイミグレーションの方たち。



これまた予想に反して
スムーズに通過できそう



…と、思ったのもここまで。


“ゲートを出る前に
隣の小屋でイエローカードを提示してね”

と、イミグレーションの方に言われたので
すぐそばにあるその小屋へ向かおうとすると、

その間に椅子を置いて座っているおじさんが
“500セーファーを俺に払え”と言ってきた。

毎度のことながら
何の費用かもわからないお金をやすやすと払うわけにはいかないので、


私:何の為の500セーファー?

と、尋ねてみると

おじさん:タクシーの荷物代だ!
いいから500セーファー払ってこのチケットを買え!
払わないとこの先へは行かせないぞ!



。。。

私:タクシーなんて使ってない。
 なんで使ってもないタクシーの荷物代を私があなたに払わなきゃいけないの?



すると
椅子から立ち上がり
おじさん:いいから500セーファー払え! と怒鳴り始めてきた。


もちろん納得いかないので
私:そんな訳のわからないお金払いたくない!
そんなに言うなら本当に必要なものなのかポリスに聞いてくる!


おじさん:そんな必要はない!さっさと払え!


と、お互い一歩も譲らないので

先程から私を勧誘してくるタクシーの運転手さんが
これから向かう予定のイエローカードを提示する小屋のスタッフを連れて来てくれた。


…が、
このスタッフはただ来ただけで

面倒だなぁという感じで何を聞いても曖昧な返事しかせず、
自分のスマホでYoutubeを観る方に夢中で

全く役立たず。


そんな状態なので
おじさんと私の言い合いは平行線をたどったままでしたが、

私がいっこうに折れないので

おじさん:もう行け!

と、ようやく諦めてくれました。




この無駄なやり取りを終え、
ようやくイエローカードを提示する小屋へ。


先程のスタッフは相変わらずYoutubeに夢中で
私の差し出したイエローカードを受け取り、

何だこれ!?といった表情で
裏表をひっくり返してチラッと見ただけでチェック終了



と、
細々いろいろありながらも
悪名高きロッソの国境を無事通過し、

48ヶ国目、セネガルに入国。





ゲートを出た後も
両替商やバイクタクシーやらの勧誘の嵐。

一度は
先程500セーファーおじさんと揉めてた時に勧誘してきたタクシーに
乗ろうかとも思ったものの、
話がころころ変わり怪しさ満点だったので、

国境のそばから出ている
乗合タクシーで本日の目的地、サンルイ島へ向かうことにします。



【ロッソの国境越え】の結論として、
これからロッソの国境越えに挑む方は
こんなことに気をつけて挑むとよいかと思います。

・よくあるトラブル事例を頭に入れておく
 →予防線を張れます!
・当日使用する程度のセーファーを国境越えの前に準備しておく
 →両替関連のトラブルを避けられます!
・パスポートは制服を着たポリスやスタッフにのみ渡す
 →パスポートを出せ!と言われても、信用できる人以外には簡単には出さない
・金銭を要求されたら、何の為の費用か納得するまできちんと確認!
 →詐欺師の場合は、なにかしら矛盾してます。
 心配な場合は予めセネガル大使館などに入国時に必要な書類や費用などを確認しておく   ことをオススメします※→http://embassy.all-guide.info/africa/senegal.html
・昼休みの時間に注意
 →時間の無駄を省けます




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by ice_oga | 2018-02-11 15:13 | 交通・移動 | Comments(0) |