ニュージーランドバスの旅 11日目
現在地︰Abel Tasman(南島)
西洋人として初めてニュージーランドを発見したAbel Janszoon Tasmanの名が付けられた
国立公園にも指定されている、自然豊かなAbel Tasman。
旅の途中に出会った方々から
"Abel Tasmanのカヤッキングがオススメ!"という話を聞いていたので
100ドルというバックパッカー泣かせの価格ながら(高額で名高い、マチュピチュやペトラ遺跡よりの入場料よりも高い。。。)、
今日はKayak&Walk Tour(ランチ付き)に参加。
朝、宿に迎えに来たバンに乗り込み、
ツアー代の支払いを終えると
スタッフの方からこんな言葉が…
"カヤッキングは12:30にObservation Beachでスタートするから
それまでに着くように歩いて行ってね"
…ツアーに含まれる"ウォーキング"ってそれ!?
100ドルもしたのだから、
てっきりガイドさんがついて、森の中の植物やら生き物やらを解説してくれたりとかするかと思っていたのに…。
相変わらず、
ニュージーランドの物価の高さには泣かされます。。。
何はともあれ、
一緒にカヤッキングに参加する
オランダ人のセバスチャン、イギリス人のジェニータ、オーストリア人のケイリン、オーストラリア人のナーディアと私の5人で
11km先にあるObservation Beachを目指して歩いて行くことに。
オフィスから、
私たちが滞在中の宿(The Barn)の近くにあるトレッキングコースの入口まで歩いて戻り、
Abel Tasman Coast Trackを進んで行く。
干潮のタイミングらしく、
水辺が遠くに見える道を通っていると、
鳥の親子に遭遇。
その後も、
小さな滝や時折現れる海の姿を見ながら
3時間程森の中をひたすら歩き続け、
最後は足場の悪い坂道(滑りまくり)を下って
カヤッキングのスタート地点である
Observation Beachに到着。
海水浴やピクニックを楽しむ人々も多い
Observation Beach。
指定の12:30まで
まだ1時間近くあるのでビーチに寝転んでいたら、
まさかの爆睡。
(後にやって来たカヤッキングのスタッフの方に起こされた時の
紫外線を無防備に浴びまくってしまった事実への恐怖は、この歳の肌にははかり知れないものでした;)
目を覚ますと、
カヤッキングの準備は万端。
でもその前に、まずはランチタイム。
サンドイッチとフルーツ、
そしてコーヒーを美しい海を眺めながらビーチに座っていただく。
お腹を満たしたら、
ライフジャケットや水が座席に侵入してくるのを防ぐためのカバーを装着し、
カヤックの操縦方法についての説明。
今回私たちが利用するのは
二人乗りのタイプで、
後部席に設置されているペダルを踏んで進行方向へと舵を取るとのこと。
荷物を濡れないように
カヤックの中央部にしまったら、
いよいよ
カヤッキングスタート!!
私はナーディアとのペア。
転覆しないことを祈りつつ、
右、左、右、左と漕いでビーチからどんどん離れて海の方へ。
キレイなほんのり緑がかった海。
その上を自分の好きなように行ったり来たり出来るのは、
やっぱりカヤッキングの魅力のひとつ。
途中、スタッフさんの指差す岩場の方を見てみると
アザラシも発見♪
しばらく海の上の散歩を楽しんだら、
Apple Tree Beachに上陸して一休み。
穏やかな波の美しいビーチ。
なかなか動かず
ビーチで黄昏中の鳥(Shag)や、
ギンカモメの集団を観察。
ちなみに、
波の揺れをもろに感じるカヤッキングでは
船酔いしてしまうこともあり(私も生まれて初めてカヤッキングを挑戦した際、酔いました。。。)、
カヤッキング参加者の一人が
船酔いでここでリタイア。
彼女はここから陸の上を歩いて、来た道を戻るそう。
船酔いしやすい方は、
カヤッキングの際にも酔い止めを服用しておいた方が良いかと思います。
Apple Tree Beachから
再びカヤッキングをスタートし、
目指すは
3時間かけて歩いてきた道のスタート地点近くのビーチ。
両腕は疲れでパンパン。
それでも、
キレイな海や時折頭上を飛び交う鳥たちの姿を楽しみつつ、
ゴール地点のビーチに到着。
カヤックを車の荷台に乗せて、
再びオフィスへ向かい、
ライフジャケット等を洗って干して、
ツアー終了。
たくさん歩いて、たくさん漕いでお腹もすいた夜は、
THE FAT TUIという宿の近くのハンバーガートラックへ(Stray Busの車内でメニューを見て、プレオーダー出来ます)。
※THE FAT TUIのスタッフの方々
ボリュームたっぷりのハンバーガーやフィッシュ&チップスをシェア。
バーガーの種類もいろいろあり、
どれも美味しそうでした♪
のんびりとした雰囲気が魅力の自然豊かな場所、Abel Tasman。
緑あふれる森の中を歩き、
美しい海の上を散歩できるカヤッキングは
(お値段はなかなかですが…)やって後悔はない、Abel Tasmanの魅力を味わえる
楽しいアクティビティでした。