ニュージーランドバスの旅 9日目
現在地︰National Park(北島)
・AM 8:00
Tongariro Crossingを無事歩き終えた翌朝、
滞在していたSnowy Watersという宿を出る際に
スタッフの方からの提案で
近所の原っぱに行き
ほんの少しだけ
植林作業のお手伝い。
減りつつある緑を再び増やし、
この近辺を鳥や蜂たちがたくさん集まる場所にする為に
宿の方々が行っている植林作業。
Stray Busの乗客も毎度お手伝いしているそう。
今回私達が植えたのは、トイトイという木。
、
"元気に育ってくれるといいなぁ"と願いを込めて植樹。
・9︰45
植林作業も終え、
本日の目的地Wellingtonに向けて出発したバスは、
癒やし度抜群の動物、モフモフしたアルパカや馬たちもいるFlat Hills Cafeで停車。
今回は休憩でちょこっと立ち寄っただけですが、
なかなか素敵なキャンプサイトになっていて、
子どもたちも楽しめそうな
迷路もあり、
更には、
ロットネスト島でみたピンク色の湖ならぬ、
鳥たちが住むピンク沼(一時的なものかと…)もある
結構楽しめそうな場所でした。
・14:30
バスは走り続け、
ニュージーランドの首都、Wellingtonに到着。
(Aucklandが首都と思われがちですが、ニュージーランドの首都はココ)
人やお店がたくさんある、
久しぶりの『街』。
(このところ、ずっと山の中に居たもので…)
Wellingtonでは
Nomads Backpackers Hostel (32ドル※私は食べそびれてしまいましたが、朝食付き)に滞在。
部屋ごとにバス、トイレも付いていて
17:30〜18:30限定で
隣に位置するBLENDというバーで
ちょっとした食事(マッシュドポテト的な物でした)も
無料でいただけちゃう、なかなか好印象な宿でした。
※ビールは別料金(5ドル)
チェックインを済ませ、
さっそくWellingtonの街を散策開始。
軽く街中をぶらりとしたら、
せっかく首都に来たので国会議事堂へ。
くるくるとした外観から
ビーハイブ(ハチの巣)というニックネームを持つビル、エグゼクティブ・ウイングが特徴的な
ニュージーランドの国会議事堂。
国会議事堂内の見学はガイドツアーの参加が必須。
上階には総理大臣のオフィスも入っているという
ビーハイブの入口階にある
Visitor Centreでガイドツアーの受付を済ませたら、
まずはニュージーランドの国会についてのDVD鑑賞をし、
いよいよツアースタート。
尚、あいにく国会議事堂内の写真撮影は禁止で、
荷物も全てクロークに預けなければならないという厳しめのセキュリティでした。
ビーハイブ自体は
エントランスホールのみを見学し、
連結する隣の建物に移動。
特別な時だけ開かれるという
エントランスの横を抜け、
やって来たのは
国会が開かれる場所、議場。
ニュージーランドが関わった戦争の国名も場内に刻まれている議場内では、
正面中央に議長が座り、
与党は議長席の右側、野党は左側に座り、
総理大臣と野党のリーダーはそれぞれ
議長席から4番目に離れた席に(議長の目が届きやすい場所)に座るそう。
ニュージーランドでは
イギリス下院を参考とした比例代表制を用いており、120名前後の国会議員がいるとのこと。
続いては、
そのまた隣の建物、
ピンクの内装が可愛らしい国会図書館をさらりと見学。
図書館へと向かう途中の廊下には
歴代の議員たちの写真がズラリ。
明らかに不自然なそのかつらにどうしても目がいってしまいました
(ちなみにニュージーランドでは、ショートヘアバージョンのかつらもあり)。
再び議場のある建物に戻ったら、
ニュージーランドの先住民、
マオリ族を象徴する彫刻が施された特別委員会審議室、マウイ・ティキティキ・ア・タランガへ。
マオリ族関連の議題の他、
この部屋では
主に予算についての議論が行われるそう。
最後に
日本同様に地震の起きやすい国、ニュージーランドらしく
この建物の免震設計の仕組みを、地下で見学。
一時間ほど歩き回り、
国会議事堂見学は終了。
この旅の途中にも、
いろんな国々の国会議事堂を訪れてきましたが、
"国の顔"ともいえる建物のひとつ、国会議事堂はどの国も素敵な造りになっており、
毎国訪れるのが楽しみな場所のひとつです。
その後、
議事堂近くの教会を覗いたり、
多くの人が行き交う駅の中や、
こんな可愛いサイン(SLOW FOR PENGUINS)も路上に描かれた
海沿いの道を通って、
国立博物館へ。
博物館にたどり着いたのは
閉館10分前。
まだ入場できた入口付近のエリアだけ大急ぎで見学。
大きなカウリの木のモデルや、
海の生き物たちについての展示など、
ここだけでも面白い展示。
時間が許せば館内をゆっくり見たい、大きな博物館でした。
博物館見学を終えた後は、
"Wellingtonらしい景色"といえば、コレ。
真っ赤なケーブルカーが走る景色を見に
ケーブルカーが走る丘の上、
Kelburnという場所まで徒歩で向かってみることに。
地図を頼りに
住宅街や、大学のキャンパスの中を通り、
階段、坂、階段、坂の連続の道を進む。
Aucklandもそうですが、
ニュージーランドの街は、とにかく坂が多い印象。
Tongariro Crossingでクタクタな足をどうにか動かし、
ようやく、
ケーブルカー乗り場(頂上側)に到着。
ケーブルカーの駅の周辺は植物園になっていて、
数々の植物の他、
天文台や日時計などもありました。
せっかくなので、
下りはケーブルカーに乗車。
ケーブルカーは10分間隔で運行されており、
上(Kelburn)➝下(City)への片道利用の場合は降りた際に運賃を支払うとのこと(片道4ドル)。
先ほど苦労して登って来た傾斜を
あっという間に下っていくケーブルカー。
途中の駅で一旦停まったあとは、
レインボーカラーの光のトンネルに突入。
意外な光の演出に目を奪われつつ、
街中へと戻って来ました。
ケーブルカー降り場から、
夜の街をブラブラしながら宿へ。
街と海と丘と…
なかなか雰囲気がよく、
ワーキングホリデーの拠点をここにしてもよかったのかなぁと思えた住みやすそうな街、Wellington。
Auckland からず〜っと南下てきた
北島ともWellingtonでいよいよお別れ。
明日はフェリーに乗って海を渡り、
バスの旅は
いよいよ南島に突入します!