ニュージーランドの北島に位置する街、
オークランドにあるアイス屋さん
GIAPO。
以前紹介した額縁アイスや
シューに入ったアイスなど、
これらの写真からも一目瞭然のように
常に独創的なアイスを提供してくれるお店。
シンプルながらも
高級感漂うここGIAPOの店内には
一般的なアイスクリーム屋さんに必ずと言っていいほどあるもの、
色とりどりのアイスの入ったガラスのショーケースが見当たらない。
その代わりに
文字のみで記されたメニューを手にしたスタッフの方が
まるでコンシェルジュのように
お客の一人ひとりに対し丁寧に
メニューに記されたアイスを説明したり、
気になった味のアイスを試食させてくれたりとしながら
食べたいアイスを決めてオーダーするという
一風変わったシステム。
GIAPOにやって来ると
そんな風にオーダーをする場所から
アイスクリーム製造風景がちらりと見える
(中二階のような場所にある)キッチンの中が気になってしまうもの。
実は
この気になるキッチンの中を見学できる
Kitchen TourもGIAPOでは行われています。
ただし、
Kitchen Tourは団体向け(要予約)。
今回、私一人のみなので
ツアーではないものの
ず~っと気になっていたGIAPOのキッチンを
お願いして見学させてもらいました。
訪れたのは
指定された日曜日の午後3時。
店内だけでなく
店の周りにもお客さんがたくさんいる忙しい時間帯。
待つことしばし、
オーナーシェフのGiapoさんの案内で
念願の
まずは訪れたのは
オーダーの入ったアイスクリームを仕上げる為のキッチン。
アイスのデコレーションに使われる
美味しそうなスイーツたちが
この場所で次々と
GIAPOのアイスへと変貌を遂げていきます。
スタッフの方々が
手際よくアイスを作り上げていく光景を目の前にし、
思わずテンションが上がってしまう。
そんな中、
続いて案内されたのは
更に一つ上の階。
するとそこには
もうひとつ別のキッチンが。
上階のキッチンでは
アイスクリームそのものや
GIAPOのインパクト大のデコレーションコーン用のチョコレートなどを作っているそう。
"どのように
こんなユニークなアイスのアイデアを思いつくのですか?"
と、
Giapoさんに尋ねてみたところ
"壁を見てごらん"と
指し示された先に目をやると
びっしりと貼られた
アイスのスケッチや写真たち。
この壁を使って
新しいアイスのアイデアを出していくそう。
キッチンの隣にある
壁が正面に見えるこのスペースは
こここそが
多くの人たちを魅了する
GIAPOのアイスが生まれる場所。
浮かんだアイデアをもとに
3Dプリンターで型を作成し、
その型に
チョコレートを流し込み、
額縁やスカイタワー、イカなどの
インパクト大のユニークな形のアイスデコレーションを形にしていくそう。
尚、どのように
GIAPOのような独創的なアイスクリームを作り上げていくのか詳しく学びたい方向けに
3週間かけてそのノウハウを学べる
VIP Learning Experienceというトレーニングコースなるものも開講されています。
Kitchen Tourといい、
トレーニングコースといい、
こんな独創的なアイスの秘密を大公開してしまうという
懐の深さ。
混雑している多忙な時間帯ながら
快く店内を案内してくれたそんなGiapoさん。
最後は彼自ら
アイスを作っていただきました!
にこやかに案内してくれてたGiapoさんが
真剣なプロの表情に一変。
コーンにアイスを載せ、
次々とデコレーションが施され
"The best Icecream in the world" と、
手渡してくれたのがコチラのアイス。
真っ赤なコーンは
チョコレートの上にフリーズドライのラズベリーが
施されたもの。
そこに
先日額縁アイスでも選んだ
アフガンクッキー味のアイス♪
クッキーにコーンフレーク、
そして滑らかなアイスクリームと
様々な食感と味を楽しめ、
濃厚なラズベリーが
ぎっしり詰め込まれたコーンも最後まで楽しめる
ボリューム満点!
美味しさ満点!見た目のユニークさも満点!
お口も目も心も
Happyにしてくれるような
まさにThe best ice cream in the worldでした。
オークランドにやって来たら
見逃せないお店、GIAPO。
その裏側をのぞかせていただけた、
ワクワクの時間でした。