ここまで好印象続きのスリランカ。
…ですが、
やっぱり旅の最中は油断大敵。
久々にガッツリとボラれました。
満月の夜の寺院巡りの余韻が残る朝。
これからもう一度遺跡地区に出向き、
昨夜まだ訪れていないアヌラー・ダブラの見所を巡ろうと思ってたのですが…
満月の夜のお参りが素晴らしく、
既に気持ちが満たされてしまい
次の街、ダンブッラへと先を急ぐことに。
アヌラー・ダブラ→ダンブッラへは、
Columbo Bus Terminal(昨日コロンボから辿り着いたOld Bus Terminalの斜め向かい)から
9:45発のバスに乗車。
今回利用したのは、
いわゆるインターシティーバス(小さなバス停には停まらない、特急のような直通バス。昨日コロンボから利用した各停のバスに比べると値段は高め)。
スリランカのバスは、
大きい荷物を持っていると二人分の運賃をとられるとの噂(二座席分占領してしまうので)。
その為、330ルピー×二座席分で660ルピーをお支払い。
…と、私は二座席分とられましたが、
バスの前の方に座ってる人たちは、運転席の後ろに荷物を置いてもらえて
一座席分しか払わずに済んでる様子。
ここら辺の匙加減は
時と場合によりけりらしい。。。
※“ボラれた”のは、
このバスのことでは、ありません。
物理的に二座席占有してるので、理にかなってます。
エアコン付きで快適な温度のバスの車内でウトウトしていると、
僅か1時間程(あっという間!)でダンブッラに到着。
ダンブッラの予約した宿の地図を見てみると、
バスを降りた場所からなかなかの距離がありそうなので、
トゥクトゥクに乗って、宿へ。
ところが、
バスを降りた場所からほんの少し先の時計塔(Clock Tower)の
そばの小道を入ったところにある建物の前で、
トゥクトゥクをで降ろされた。
???
ここならバスを降りた場所から歩いて5分程度で来れそうな距離。
本当にココが予約した宿!?
と、違う場所に連れてこられたのではないかと
疑心暗鬼になっているも
宿の名前や電話番号を見る限り、
予約したGamagedara Resort (US10ドル/泊。住所:Silva Mawatha, 21100 Dambulla)で間違いない様子。
どうやらネットに載っていた地図が間違っていたもよう。
※2016年10月現在は、↓の正しい場所に修正されてました。
※○がGamagedara Resortの場所(Google Map 引用)。
アヌラーダブラからのバスが停まるのは、
縦にはしる黄色い道の(サンパス・ロードと交わる地点よりも)もう少し上辺り。
今回も、シングルルーム。
+450ルピーでディナーも付けられます。
”美味しいよ”
という宿のオーナーさんの言葉を信じて
ディナーも頼むと、
出てきたのは、
スリランカでカレーに負けず劣らず見かける、チャーハン。
ディナー自体は悪くはなかったのですが、
一番安い部屋に一人で泊まる私は
どんどん他のお客さんの後回しにされ、
19:30と言われていたディナーを食べさせてもらえたのは空腹の限界を過ぎ去った21:00過ぎ。
そんなこともあった宿に荷物を置き、
これから向かうのは、
スリランカにやって来た一番の目的といっても過言ではない、
“アジアのマチュピチュ”ことシーギリヤ。
ダンブッラの街から少し距離のあるシーギリヤへの行き方を
宿にあった
↓のようなダンブッラ近辺の簡易地図を見ながら考えていると、
この宿まで乗せてきてくれた
トゥクトゥクの運転手さんが声をかけてきた。
運転手:“シーギリヤまではバスも少ないし、
バスで行っても最寄りのバス停から10㎞以上歩かなきゃいけないから、
みんなそのバス停からシーギリヤまでトゥクトゥクに乗るんだ”
運転手:“ここ(宿)からシーギリヤまで
トゥクトゥクで2,000ルピーで乗せてくよ”
日本人も今までいっぱい案内したよと、
いろんな国のことばでこの運転手さんのトゥクトゥクに
乗った人の感想が書かれたノートを見せられる。
ノートの中を見てみると、
キレイな日本語で“一日5,000ルピーでトゥクトゥクでいろんな場所を案内してもらいました”的な内容がビッチリ。
ここからシーギリヤまでのトゥクトゥクの相場が
どの程度かイマイチよくわからないものの、
ひとまず1,500ルピーには下げてもらえたので、
トゥクトゥクでダンブッラの街から直接シーギリヤへ向かうことに。
こうして、
この運転手さんのトゥクトゥクでシーギリヤへ出発!
…が、
お察しの通り、
騙された!!
シーギリヤまでトゥクトゥクで直接行っても
そんな高額かかりません!!
※実際4~600ルピー程度。
それどころか、
バスもシーギリヤのすぐ近くまで通ってるそうです。
※バスだとダンブッラの街から
わずか50ルピーもかからないとのこと。
ですが、
この時はそんな事とはつゆ知らず
念願のシーギリヤに向け、ワクワク気分。
シーギリヤへ向かう途中も
運転手:“他の遺跡も○○ルピーで案内するよ”
と、やたら勧誘してくる運転手。
適当にそうした勧誘をかわしていると、
運転手:“アーユル・ヴェーダとか興味ある??”
と、思わず気になる一言が聞こえてきた。
近年、日本でもその名を聞く
アーユル・ヴェーダとは、インドやスリランカ周辺発祥の伝統医学。
心身の健康を保つことを目的としたもので、
アーユル・ヴェーダに基づいたマッサージは
スリランカ滞在中に
一度は体験してみたいと思ってたもの。
スリランカの旅は行きたいところが多くて
この先も予定は詰め込み気味。
アヌラー・ダブラを予定外に早く出た分
今日は時間に余裕もあるので
急遽、シーギリヤに行く途中にあるという
アーユル・ヴェータのお店に立ち寄っていくことに。
紹介されたのは、
オイルを用いた全身マッサージ&スチーム風呂の
一時間で3,000ルピーのコース。
早速マッサージを受け、
葉っぱの敷かれたスチーム風呂で蒸され、
シャワーを浴びて、終了。
マッサージ自体は気持ちよかったものの、
時計を見てみると、
まだ50分も経ってないのに終了!?
と、
やや割高感が残るアーユル・ヴェーダを経て、
再びトゥクトゥクに乗って出発。
しばらくすると
トゥクトゥクを下りると、
運転手:“二時間ぐらい待ってるから
往復で3000ルピーで帰りも宿まで送ってくよ”とのこと。
シーギリヤは時間を気にせずゆっくり見たいので、
その提案は断ると
急に不機嫌になった運転手。
彼は1,500ルピーを受けとると
ソソクサと去っていきました。
確かにトゥクトゥクを降りた周りには
あまり人もいないし、
運転手の言ってた通り、
帰りにバス停に向かうトゥクトゥク探すの大変なのかなぁ
と、思いつつゲートに向かうと
ここは入口ではないらしい。
ゲートにいた警備員さんに教えてもらった
入り口近くのチケット売り場方面へと歩いていると、
後ろから
親子を乗せた別のトゥクトゥクがやって来た。
“なんでこんなところを歩いてるの??”と、
そのトゥクトゥクの運転手さんに声を掛けられたので、
街から乗ってきたトゥクトゥクに
この近くで降ろされた旨を説明すると、
“変なトゥクトゥクだね。観光客はみんなむこう(チケット売り場の近く)でトゥクトゥクを降りるよ“
…
降ろされた場所と言い、
アーユル・ヴェータのお店といい
やっぱりさっきのトゥクトゥク
何か変だ!
ひょっとして、ボラれた!?
…と、ようやくここで
騙されたことに気付き始める。
今後シーギリヤへ向かわれる方、
くれぐれも、
悪質なぼったくりトゥクトゥクには
ご注意を!!
騙されたことに気付き、
一気に嫌~な気分に陥れられるも、
やっぱりスリランカは基本いい人が多い。
この声をかけてくれたトゥクトゥクの運転手さんが、
わさわざチケット売り場の近くまで
(無料で)トゥクトゥクで乗せていってくれました。
※トゥクトゥクに乗ってた親子は、運転手さんのご家族♪
この優しい方々のお陰で
騙されて落ち込んだ気持ちを少し救われたところで、
気を取り直して
いよいよ念願のシーギリヤ見学へ!!