「さこく【鎖国】
国が、外国との通商・交流を禁止あるいは極端に制限すること。」※「広辞苑」より
歴史の授業でも習った「鎖国」。
日本では、
かの江戸幕府が実施し、
ペリーが黒船に乗ってやって来るまで200年余り続いた、
諸外国との交易を禁止した政策。
遠い昔の歴史上の話だと感じるこの鎖国政策を
つい20年程前まで実施していた国が、
バルカン半島に位置する
アルバニア。
そうした歴史上の背景から謎も多く、
”ヨーロッパの秘境”とも呼ばれる国。
次の目的地は、
そんなアルバニアの首都、ティラナ。
今居る
コソボの首都、プリシュティナから
朝の6:30発のミニバスに乗って、出発(11ユーロ)。
※この時間帯のバスを逃すと、次のティラナ行きのバスは13:00発らしい。
プリシュティナのバスターミナルから
20分くらい進んだところにあるガソリンスタンドで、
ミニバスから大きめのバスに乗り換え。
乗り換えたバスの中で
バスの乗務員さんに、パスポートを提示。
何やら名簿らしきものに
名前とパスポートNo.を記入していました。
8:10頃、
国境に到着し、パスポートチェック。
バスの中に乗り込んできた係員にパスポートを預け、
8:30頃には、
パスポートを受け取り、再びバスは出発。
こうして、
34ヶ国目、アルバニアに入国!
ティラナに窓の外に向けて引き続き走り続ける
バスの車窓から見えるのは、
迫力の山や湖。
9:00頃、一旦休憩をはさみ、
再び走り出したバスの中では、
キャンディーや、
この周辺の国でよく見かける
バナナのお菓子(食感もバナナみたいで、面白い駄菓子)と、
コーラが配られました♪
11:00時頃、
バスは目的地のティラナに到着。
ティラナのバスターミナルは、
中心部から北西に3kmのところにあるらしいのですが、
プリシュティナからやって来たバスが停まったのは、
多くの人で賑わう街の中心部にある
UFO…
未確認飛行物体!?
(Unidentified Flying Object)
と、
思わず目がいってしまう3文字が壁に掲げられた
Albanian Universityの前(BulevardiとRruga Ded Gjo Luliが交わる辺り)でした。
ここティラナは、真冬の2月にも関わらず、
ポカポカ陽気で温かい。
12月に日本を再出発して以降、
ずっと寒い冬のヨーロッパを旅してきましたが、
この街は、
再出発以降、初めてサングラスを使用した程、
太陽も眩しい!
街があり、
ティラナの中を歩いて
まずは、予約した宿へ。
ところが、
宿のあるはずの住所に、
肝心の宿の姿が見当たらない。
その近くにあるお店や、通りすがりの人たちや、
近くにあった別のホステル等で聞いてみるも、
誰もその宿のことを知らず、
全然たどり着けない。
とはいえ、
道を尋ねた通りすがりの人々が
一緒に歩いて親身になって宿を一緒に探してくれたり、
別のホステルの方も、
私は宿泊しないのにも関わらず、
wifi貸してくれたり、一緒に探しに行ってくれたり、
実は、
東欧旅している間に
「アルバニアは治安が良くない」という話を幾度か耳にし、
少し不安もあったところ。
アルバニアの第一印象は、とっても良い感じ。
肝心の宿の場所ですが、
最終的に
何度もその周辺を行ったり来たりしてる私の姿を見た方が、
電話を貸してくれ、
ようやく宿に電話。
すると、
宿の方が迎えに来てくれました。
宿の場所は、
私が最初にたどり着いた住所(1階に郵便局の入ったアパート)で正解。
但し、
その宿があるのは、
看板も何も出ていない
そのアパートの最上階の1室。
通りで、
いくら探しても見つけられないハズ。。。
(バスを降りた場所から15分もかからない場所あるにも拘らず、
1時間以上さまよってました;)
今回、
ティラナで滞在したのは、Cozy Hostel。
エノン(兄)とアルブリー(弟)の兄弟が、
つい一ヶ月前にオープンさせたばかりの新しいホステル。
それ故、
まだ看板を作っていないそう。
この宿は、
東欧のホステルでは珍しい、朝食つき!!
小さいながらも
アットホームで快適なこのホステルは、
この旅の中でも、
お気に入りの宿のひとつになりました。
他に本職のある宿のオーナーのお二人ですが、
時間が合えば、
無料でティラナの市内を案内してくれるそう。
つい20年前の1990年頃まで鎖国政策をとっていた
謎めいた国、アルバニアの首都ティラナ。
荷物を置き、
エノン(兄)の案内で、
早速、ティラナの街を散策しに行ってきます!