イギリスのロンドンのような
真っ赤な二階建てバスが走り、
フランスのパリのような
夜の街並みと、
古きよき時代の
日本のような街並みが残り、
巨大な銅像がたくさん建つ街、
それが
マケドニアの首都、スコピエ。
巨大な像だけでなく、
こんな等身大の像もところどころにあるスコピエで、
宿に荷物を置き、
まずは、朝ごはんも兼ねて早めのランチ♪
Old City Houseというレストランで注文したのは
ピリ辛チーズのぎっしり詰まった
トマトの前菜や、
寒い冬にぴったりの
チキンとたっぷりの野菜が入った煮込み料理。
どちらも
ボリュームたっぷりで美味しい♪
そんなマケドニア料理で
お腹を満たし、
像だけでなく、
橋の彫刻も素敵な
スコピエの街を散策開始。
この街の有名人といえば、
ノーベル平和賞も受賞した
マザー・テレサ。
彼女の銅像のうしろにそびえるのが、
平和の象徴である「鳩」をモチーフにした建物
マザー・テレサハウス(Memorial House Of Mother Teresa)。
2009年に完成し、
入場無料のこの博物館が建つのは、
マザー・テレサが生まれた翌日に洗礼を施された教会(Sacred Heart of Jnsus)の跡地。
彼女の生涯に関する品々や写真の展示や、
※日本語のマザー・テレサに関する本も飾られてました。
モダンな礼拝堂も併設。
一階のお土産屋さんには、
彼女の言葉を刻んだグッズも並んでいました。
その中には
日本語版のタペストリーもあったり。
※一つ上の英文のタペストリーとは違う内容です
続いて訪れたのは、
玉ねぎみたいな外観が印象的な クリメント大聖堂。
中に入ると、
巨大なシャンデリアとイコンの並ぶ祭壇、
そして、
天井に描かれた
巨大なキリストのフレスコ画が
目に飛び込んできます。
その後も
国会議事堂の前を通り過ぎ、
一方はリアルな凛々しい姿の
もう一方は
カクカクしたアーティスティックな
ライオン像の待ち構える橋を渡り、
スコピエの街を見渡せるという丘の上に立つ
城壁を目指して歩く。
途中で仲良し家族に出会ったり、
久々に出会った日本人、
同じ宿に滞在中のエリナさんに遭遇して合流したり、
マケドニアを旅行中という
トルコ人の方々と写真を撮ったりしつつ、
到着した
城壁周辺を散策。
ここスコピエは、
セルビアより夕暮れの時刻が早いらしく、
まだ空は明るいものの、
16:00には太陽は既に沈んでました。
オレンジ色に染まる街を
見下ろすことのできる城壁のそばにある
Mustafa Pasha Mosqueという
なかなか素朴なモスクに立ち寄り、
17:00に閉まるという
聖スパス教会へ急ぎ足で行ってみることに。
閉館10分前に
ギリギリ到着した聖スパス教会で見つけたのは、
火の見櫓!?
ボスニア・ヘルツェゴビナに引き続き、
またまた日本の江戸時代を彷彿させる一コマ。
そんな火の見櫓(タワービル)のある教会は、
既に閉館時間に向け
教会の方が扉に鍵を掛け始めていたところ。
“教会の中をどうしても見たい”とお願いしたところ、
再度鍵を開けてもらえ
教会内を案内してもらえました。
↓の写真の手前側にある教会。
平屋のように見えて、実は半地下構造になっています。
この教会の建造時、
モスクより高い位置に教会を造ることが許されず(イスラム教が優勢の風潮だった為)、
半地下に造ったそう。
あいにく撮影禁止の教会内。
階段を下りた先に現れたのは、
神々しいイコンの数々、
聖書を表現したという
一本の木で作られたという細やかな彫刻。
”これを観ずにこの場を去っていたら
絶対後悔した!”
そんな風に思える立派な教会。
教会の余韻に浸りながら、
オールドバザールを散策。
先日訪れたボスニア・ヘルツェゴビナが
江戸時代風の街並みなら、
スコピエのオールドバザールは、
街灯も加わり
まるで
明治時代の日本の街並み。
明治…
スコピエのオールドバザールの中で
美味しそうに焼かれているお肉に目を奪われていると、
お店のおじさんが私たちを店内に招き入れ、
お肉の試食をさせてくれました!
美味しい❤
ちなみに、
ボスニア・ヘルツェゴビナやセルビアをはじめとする
バルカン半島では
この短いソーセージ(ソーセージというよりハンバーグに近い味)を
数本挟んだサンドイッチが人気らしいです。
優しいソーセージ屋さんの先にある
主に野菜が売られている市場をぐるりとし
旧共産主義を物語るような
巨大な建物と銅像達が並ぶ一角へ。
(写真だとイマイチ分かりにくいですが)外務省は
赤と黄色のマケドニアカラーにライトアップ。
マケドニアの国旗は、
なんだか
日本の旭日旗を思い起こさせるデザイン。
ライトアップされたマケドニア門周辺は、
冒頭に書いた通り、どことなくパリの雰囲気。
味のある本屋さんもある
そんなマケドニアのパリの近くで
美味しそうなドーナツ屋さんの屋台を発見!
たっぷりの粉砂糖と
チョコソースがかかったこのドーナツを
マケドニア国旗の楊枝で美味しくパクリ♪
ドーナツの後は、
スーパーに立ち寄って、アイスを購入。
・Box (6個入り ※131マケドニアンディナール)
銀色の包み紙でくるまれたコーン形のアイス。
味はバニラ、チョコ、イチゴの三種類。
宿の方々とシェアしつつ、
私が食べたのはチョコ味とイチゴ味。
内側にチョコがコーティングされたコーンに
チョコ味、イチゴ味それぞれの味のアイスが入り、
チョコ味にはチョコのスライスが
イチゴ味にはイチゴソースがかかってました。
ロンドンもパリも日本の要素もあり、
巨大な銅像がたくさんある街、スコピエ。
いろんな要素が混じり合い、
他にはない独特の雰囲気を持つ
ユニークな街でした。