身をもって考えさせられた、旅中の安全管理の重要性(Queso Helado)
アレキパの街について誤解の無いように前置きしますが、
この日に起こったことは、あくまで私がたまたまその瞬間、
世界中どこでも、ひょっとしたら日本でも起こりえること。
何年もこの街に住んでる方もこんなことは初めてと言っていたし、
私自身もその瞬間以外に危険を感じたことはありませんでした(
今日も一時間のみスペイン語の授業を受ける為、
道の途中、気になるものを発見!
Queso Helado(チーズアイス)!!
なんだか、
レアチーズケーキに近いほんのりレモンに似た酸味もあり、
おしゃれなレストランのデザートにでてきそうな味。
おばちゃんに、”どんなチーズのアイス!?”と聞くと、
”チーズは名前だけ。
グローリア(乳製品のメーカー名)とかの牛乳だよ”
と、まさかの回答でした。
この白いアーチのある広場は、ミスティ山を見渡す絶景ポイント。 活用形や時制に関する説明を聞き、 何かが破裂する音。 …にしてはそこまでの大きな音ではないし。 いずれにせよ、身の危険を感じるので早めに退散しようと、 その通りにある店々は、一斉にシャッターを下ろし始め、 正体不明のガスを、少なからず吸い込んでしまったみたい。 ひとつ先の角まで戻ったところで そんな一抹の不安を覚えつつ、暫し待機。 私自身も、自分でもビックリするくらい平然としてる。 でも、改めて「旅の途中で万が一…」が起きないように 逃げ惑っていた時に頭に浮かんだことを整理してみると、 世界中にある素敵な場所をこれからも訪れる為にも、
再び自転車にまたがり、
途中、現在アレキパで行われているデモ隊の人たちともスレ違い。
2日目の授業も昨日と同じ先生、デジー。
とても留学とは呼べない期間でしたが、
南米を旅するにあたり便利なスペイン語の基礎知識を得るのにちょ
いつも(観光のみ)と一味違った充実した旅時間を、ここアレキパで過ごせました。
お世話になったデジーに別れを告げ、
サンタ・カタリナ修道院へ。
入場料40ソルと高めですが、
その値段も納得な程、広い!
修道院の敷地内には、赤茶、青、白の色鮮やかな壁の建物と、咲き乱れる花々。
実際に数十年前まで、
外の世界と遮断された街や国って、きっとこんな雰囲気なのかなぁ
…と、想像を掻き立てさせる場所でした。
気付けは2時間も修道院で過ごしてしまい、
間もなく時刻は17:00。
せっかくなので、17:00~
いや、どうやらデモ隊により破壊されたものらしい。
仕方なく、その角に自転車を置きカテドラルへ向かうと、
たくさん
朝、家を出る際に、
”今回のデモは暴徒化気味なので、デモの集団には近づかない方がよい”
との話を聞いていたので、
今日はここを避け、
通りの店は全部シャッターがしまってる。
道路も破壊され気味だし…
明日のクスコ行きのバス、
ざわつき始め、みんなが広場と逆方向に走りだす。
えっ!?
よくわからないけど、
まさか爆弾!?
今度はその方向から逃げてくる大勢の人々。
目の前に広がる、洒落にならない状況。
ちょっとこれ、ニュース映像でよくみる風景!
私も今来た方向へ慌てて引き返す。
走ってる途中、
口に手をあてろと言っているみたい。
周りを見ると、逃げ惑う人々は皆、口を抑えてる。
どうやら、ガスが撒かれたらしい。
私の口の中もスッパ辛い。
慌てて手持ちの水で口を濯ぐ。
こんなことが起こるなんて。。。
周りの人々も気が気じゃない様子。
すぐ落ち着けばよいけれど、
万が一このまま状況が悪化するようなことがあれば、
私一人の力ではどうすることも出来ず
たくさんの人に迷惑をかける最悪な状況になるかも。
そんな事になったら、旅も続けられなくなるのでは…。
近くにいた方と状況を確認しつつ、
”警察隊が自転車の停めてある近くの通りに来たから、今ならその方向へ行っても大丈夫だよ”と、
待機中にお話ししていた方が、一緒に自転車のところまでついてきてくれました
お礼を言い、ざわつきの残るセントロから離れることに。
少し走ると、平和な風景。
「危険を感じる場所には近づいてはいけない」ということだけは、身をもって強く理解した出来事。
※翌日に新聞には、本件の写真が表紙のものも。
旅における『自己責任』って「自分がどうなってもいい」ではなくて、
(この言葉については、いろんな捉え方があるので、
「安全第一」
by ice_oga | 2015-05-14 20:36 | アイスクリーム | Comments(0) |