良く晴れた6月はじめの日曜日。
友人に誘われて、
モツイへ島の植林ボランティアへ行ってきました。
モツイへ島は
ニュージーランド最大の都市、オークランドの北東に位置する小さな島。
二週間に一度程度しかオークランドからフェリーが出ていないという
タイミングが合わないとなかなか辿り着けない場所。
※フェリー代は通常往復35ドルですが、ボランティア参加者向けの割引料金が適用され21.5ドルでした
フェリーに揺られること
一時間弱で目的のモツイへ島に到着。
モツイヘ島は
離れ小島だけあって
とにかく海がきれい!
島に上陸するや否や、
モツイヘ島のこれまで歴史や本日の作業についての説明タイム。
いわゆる外来種の動物たちの増加により
島の生態系や自然が壊され、
かつてこの島に生息していた
鳥の数も減少してしまったというモツイヘ島。
そんなモツイヘ島の危機を救うため、
害を与える動物の駆除を行い、
かつての緑を取り戻すために行われているこの植林作業。
現時点で
予定の3分の2の植林作業は完了しており、
徐々に鳥たちもこの島に戻り始めてきているそう。
説明を聞き終えたら、
植林作業の中心場所となる
ナーサリー(種苗場)と呼ばれる場所を目指して歩いて移動。
ここナーサリーで
モツイヘ島の中で拾ってきた種を土に蒔き、
植林に適した大きさまで木の苗木を育てるそう。
ここナーサリーに荷物を置き、
作業に向けて長靴に履き替えたら、
今度は
プランティングする場所まで
ニュージーランド土産の定番、
マヌカハニーでその名も知れ渡るマヌカの花が咲いていたり、
無人島らしく
生き生きと育った植物たちを眺めながら、
本日の植林場所に到着したら、
いよいよ植林作業開始!!
ナーサリーで大切に育てられた
苗木(種類によるものの、植林できる大きさに育つまで1~3年程度要するそう)を植える為の一連の作業は、
1.地面にシャベルで穴を掘る
※木が大きく育った時のことを考慮し、植える苗木同士は2〜5mくらい間隔を開けます
2.堀った穴の中に固形の肥料を投入
3.苗木を穴の中へ入れる
4.苗木の周りに土をかぶせ、苗木が抜けない程度まで土を踏み固める
最後に
雨ニモマケズ、風ニモマケズに
元気にすくすく育って欲しいと願いを込めたら、
一見簡単そうに見える一連の作業ですが、
草が地面に張っている為に穴を掘るのが大変だったり、
うまい具合に周りの土が固まらなかったりと、
なかなかの労力を要する作業。
汗をかきつつも
周りの海や、青々とした緑を眺めながら
今日のボランティア参加者たちで
数百本分の苗木をモツイへ島の大地に植えてきました。
植林作業が終わったら
お待ちかねのランチタイム。
ボランティア参加者向けには
ホットドッグが振る舞われました♪
力作業の後はより美味しく感じるホットドッグのランチを食べ終えたら、
帰りのフェリーが島に迎えに来るまで間、自由時間。
個人で島内を散策してもよいのですが
ガイドウォークも行われるとの事で、
私たちは
ボランティア団体の方々の案内によるガイドウォークに参加。
トラクターの荷台に載せてもらい
ガダガタ揺られながら
木々の生い茂る森までやって来たら
トラクターを降りて森の中を散策!!
木の根元近くに落ちている紫色の木の実を集めながら
森の奥へと進んで行き、
大きな虫たちのコンドミニアム(ガイドさん命名)や
夜になると
ブルーペンギンもやって来るという場所なども見学(あいにく昼間にペンギンの姿は見れず。。。)。
最後にナーサリーに戻り、
森の中で拾ってきた種を蒔いたりしていたら、
あっという間に
帰りのフェリーのやって来る時間。
うっかりこのフェリーに乗り遅れてしまうと
次のフェリーがやって来るのは約二週間後なので、くれぐれも乗り遅れ注意です。
ランギトト島やオークランドのシティから
そこまで遠くない、モツイへ島。
"今日植えた木が大きく育った頃に
またこの島を訪れてみたい"という気持ちを残しつつ、
再びオークランドの街へと戻っていきました。
※モツイへ島の植林ボランティアについては
【旅いさら】に詳細を書かせていただいたので、コチラ↓をご覧ください