まるで
飛行石(映画『天空の城ラピュタ』に登場する石)が発するような光に出会える場所が
ここニュージーランドにはあります。
それが
オークランドから日帰りでも行ける観光地として名の挙がる
ワイトモ・グロウワーム・ケーブス。
今回、
オークランド発着の弾丸バスツアーでワイトモへお出掛け。
バックパッカー旅をする身にしては
物価が凄まじく高く感じるニュージーランドでは
こうしたツアーもなかなかのお値段。
その中でも
比較的安価だと思われる
Intercityというニュージーランドでメジャーなバス会社が催行している
ツアーを利用しました(往復バス+ケーブの入場料=105ドル。数日前にネットで申し込み)。
ツアーの出発場所はIntercityバスのメインターミナルである
Sky City Bus Terminal( 住所:102 Hobson St)。
さっそく
ツアー参加の印であるシールを胸元に貼り
バスに乗って、
朝もまだ早い7:30にオークランドを出発。
ニュージーランドでも
オーストラリアに引き続き
こうしたバスツアーは
ドライバーさんが添乗員やガイド業務も含め一人三役を熟すシステムらしく、
ドライバーさんによる
窓の外に現れるものやニュージーランドについての様々な説明を聞きながら
ワイトモまでドライブ。
途中に
川沿いにあるドライブインで休憩を挟みつつ、
3時間程でワイトモに到着。
目的地であるワイトモ・グローワーム・ケーブスの前でバスを降りたら、
グローケーブスのガイドさんたちの案内に従って
さっそく洞窟内を見学!
ワイトモには約350もの洞窟があるそうで、
これから見学する洞窟もそのひとつ。
ニュージーランドはかつては海の底だった場所で、
海底にあった砂やサンゴが長い年月をかけて形を変えて岩となり、
洞窟を形成していったそう。
森の中の道を進み、
洞窟の中へ潜入。
あいにく洞窟内の写真撮影は禁止の為
写真に収めることは出来ませんでしたが、
内部はいわゆる鍾乳洞となっており、
イマジネーションを膨らませて楽しむアートギャラリー状態。
自然の芸術作品である鍾乳石が
何の形に見えるかは…
ガイドさんがヒントを与えてくれます♪
また、
洞窟内は音が良く響き渡るので
コンサートが行われたり、オペラ歌手がレコーディングに利用することもあるそう。
歌に自信がある方は
ぜひここで一曲ご披露を♪(ガイドさんが希望者を募ってくれます)
私が参加した時は
小学校の先生をされているという方が
ニュージーランドでは有名だという童謡を気持ちよさそうに歌い上げてくれました。
そして
いよいよこの洞窟の目玉である
"グローワーム"ことツチボタルの生息するエリアへ。
青い光を発するというツチボタル。
どこにその姿があるのだろうと
辺りをキョロキョロしてみたものの、なかなか見つけられない。
ふと周りの人たちがしているように
かがんで少し下の方をみてみると…
たくさん発見!!
本当に青い光を放ってる!
その青い光の周りには
氷柱のように上から垂れ下がっている物体がたくさん。
この氷柱はツチボタルの幼虫が
エサとなる小さな虫を食べる為に垂らしている粘液。
ツチボタルが光を発しているのも
光に反応してやって来る虫たちをおびき寄せる為らしいです。
ツチボタルの姿を観れて満足
…かと思いきや、
ここからがこの洞窟のクライマックス。
ボートに乗って
ツチボタルが青く光り輝く空間を進んで行きます。
ここから先はツチボタルたちの保護の為にも
声も音も発することは禁止。
真っ暗な洞窟の中に
無数の青い光が光り輝き、
その中をボートが進む水の音だけを聞きながら進んで行くという
それはそれは幻想的な体験。
ディズニーランド辺りに
こんな雰囲気のアトラクションがありそうですが、
自然がこの空間を作り出しているというのがスゴイところ。
夢見心地な空間をしばし体感したら、
地上へと帰還。
この空間で過ごした思い出をどうしても写真で残したいという方は
ギフトショップで洞窟内にいるような写真(合成ですが…)の撮影も可能です。
※写真は、ちょっとしたガイドブックに入れてもらえるそう
ギフトショップには
キャラクターとなったツチボタルグッズも売られてました。
もうちょっとゆっくりギフトショップも覗きたいところですが、
何せ格安の弾丸ツアー。
3時間かけてやって来た
ワイトモでの滞在時間はわずか70分。
慌ただしくワイトモで過ごし、
来た道を再び3時間かけて
オークランドへと戻っていきました。
※ワイトモ・グローワーム・ケーブスについては『旅いさら』の方に詳しく書いてますので
コチラ↓も併せてご覧ください