全長5000km!西オーストラリア縦断ロードトリップ~DAY5:トム・プライス、カリジニ国立公園
西オーストラリア、ロードトリップ5日目。
気持ちよく晴れた
トム・プライスで迎えた朝。
すぐにでも出かけたいところですが、
パースから1000km以上走ってきた
キャンピングバンに
段々と不具合が生じ始めた為、
朝イチで向かった先は、
トム・プライスの街にある
車の修理屋さん。
キャンピングバンの修理が必要と判明した昨日の時点で
私達の考えた本日のプランは、
①朝、車を修理に出し
昼間は
②ツアーまたは
別途4WD仕様の③レンタカーをトム・プライスの街で借りて
④カリジニ国立公園を散策し、
⑤夕方には修理を終えた車を受け取り、⑥トム・プライスの街を出発するというもの。
昨日タイヤの交換に来てくれた
メンテナンスのお兄さん曰く
"朝8:30からお店はやってるよ"とのことで
少しでも早く直してもらおうと
早起きして向かったものの、
まぁ、そこはオーストラリアらしくしばらくお店で待たされ…
まずは①(朝、車を修理に出し)が遅れ気味に。
しばらくして
ようやく見てもらえた私達のキャンピングバン。
その結果…
修理が必要
⇓
でも、修理に必要なパーツがここには無い
⇓
パーツが届くのは早くとも明日
⇓
あと1晩、
パーツが届くのが遅くなれば2晩、ここで足止めをくらい
トム・プライスの街での滞在を余儀なくされる
こうして、
⑤(夕方には修理を終えた車を受け取り)、⑥(トム・プライスの街を出発)も絶望的な状態に。
とはいえ、
さすがに2日間もレンタカーを使えないと困るので、
このキャンピングバンを借りた
パースのレンタカーショップに連絡をし
代わりのレンタカーを手配してもらうこと、
もしくは
何らかの対処法がないものか問い合わせしてはみたものの、
修理屋さんに行ってから
"40時間以上"経っても問題が解決しない場合を除き、
何の対応もしてくれないらしい。
結局、パーツが届かないことには何もできないからと
修理屋さんから帰されてしまった私たちが
ガタガタと奇妙な音が鳴り、
否応なしに不具合を実感するキャンピングバンに乗って向かった先は(かろうじて、短距離は走れるそう)
トム・プライスのビジターセンター。
何はともあれ、
今日は気を取り直してカリジニ国立公園を楽しもうと
ツアーやレンタカーの情報を求めてやってきた。
ところが、
ここで得られた情報といえば、
"今の時期は暑すぎるから
カリジニ国立公園のツアーは催行していない"
更には、
"ここから一番近いレンタカーショップがあるのは、80km先"
というもの。
とてもじゃないけれど、
このキャンピングバンで、あの未舗装の道をそんなに走るのは危険過ぎる。
節約旅行の私たちにとって、
ここからタクシーで80㎞先に行き、また返しに行くには懐にも厳し過ぎる。
そもそも、
今からそのレンタカーショップまで行き、再び戻って来てから出かけるには、時間もかかり過ぎる。
※トムプライスの空港にもレンタカーショップがあるにはあるらしいのですが、
街から空港へ行くバスが運行されるのは、飛行機が運航される日のみらしく、飛行機も頻繁に出ているわけではないそう。
こうして、
②(ツアー)も、③(レンタカー)も、④(カリジニ国立公園を散策)も
計画倒れで八方塞がり状態。
せっかくここまで来たのに、
2日間何も出来ず、
本来の目的、
ブルームで月の階段が現れる満月の夜までに辿りつけない可能性が高くなってきた。。。
そんな絶望に打ちひしがれている中、
せめてトム・プライスで楽しめることがないか尋ねてみると、
6人以上希望者が集まれば、
明日、トム・プライスの見所のひとつである"鉱山見学ツアー"を催行してもらえるらしい。
私たち4人だけでは2人足りず、
それすらも出来ない…
と思っていたところ、
ちょうど私たち同様に車が壊れてしまい、
足止めをくらってしまったカップルが隣でスタッフさんから鉱山見学の話を聞いていたところだったので、
そのカップルを誘い、
明日はトム・プライスの鉱山ツアーに参加することになりました。
ひとまず、
2日間まるまる何もせずに無駄にしてしまうことは避けられたものの
トム・プライスにやって来た目的、
カリジニ国立公園に行けないのは悔しすぎる。
高額になるのは覚悟の上、
タクシーをチャーターしてカリジニ国立公園内を散策できないものかと
ビジターセンターで見つけた広告の
タクシー会社に連絡してみたところ…
なんと、
私たちの事情を知ったタクシー会社の方が、
車を貸してくれるとのこと!!
自分たちで運転するので、
チャーターするより安くしてくれるとのこと(220ドル+ガソリン代でokとのこと♪)。
こうして、
一時は絶望的になったカリジニ国立公園に
4WDの車を奇跡的に手に入れ、
当初の計画どおり行けることになりました。
個人の車(12人未満)の入場料12ドルを、
大きな月が段々と顔を出し、
白から黄色、そして黄金色に輝く高さまで昇っていく姿を眺めたら、
by ice_oga | 2016-11-14 22:12 | 街散策 | Comments(0) |