2月の満月の夜、
スリランカのコロンボでは
ペラヘラ祭りというお祭りが2日間に渡り行われます。
偶然にも、
スリランカ滞在中に2月の満月がやって来る。
これは見逃せない!!
コロンボ市内にあるガンガーラマヤ寺院主催で行われる
象も登場する、
数百人もの僧や民族舞踊を舞うダンサーたちによるパレード。
コロンボ空港のインフォメーションでも、宿の方にも、
“お祭りは大混雑だよ”と言われたので、
混雑を避けるため、
同じ宿に滞在中のみんなと、
日が暮れる前にお祭り会場のあるコロンボ市内へ移動。
私たちはお祭りの一行ががやって来る
ベイラ湖のそばで、
無事いい場所を確保。
確かに人はいっぱいですが、
日本人が想像する”混雑”には程遠く、
平日のディズニーランドのパレードよりも
混雑していないのでは!?という程度の人出でした。
お祭り会場付近は、
パレードに出るのであろう、民族衣装を着た人たちが準備中。
とはいえ、
なかなか始まらない
19:30に開始予定のお祭り。
しばらくすると、
バン!バン!バン!
と、爆竹のような音が響き渡ってきた。
時刻は間もなく20:30。
この音が聞こえてきたら、
いよいよペラヘラ祭りスタート。
音の正体は爆竹ではなく、
ムチで地面を叩く音。
ムチで地面を叩いて歩く人々(通り道のお清め的なもの!?)の後に
次から次へと
カラフルな衣装をあしらった集団が続く。
いかにも民族舞踊といった動きのダンスから、
玉すだれのような道具を使って
超高速でその中をクルクルくぐるcombダンス、
細マッチョなお兄さんたちによる
EXILEチックなアグレッシブなダンスなど、
各グループのダンスも衣装も
実にユニーク。
そんな風に目の前を通っていくパレードを見ていると、
“立って!立って!”
と、突然周りの人たちに促される。
言われた通りに立ち上がると、
目の前に白い布が敷かれ
その後を、
ピカピカ光る電飾を着飾った象と
背に光るものを乗せた象が歩いてやって来た。
気になって後に調べて判明した
象の背に乗るピカピカ光るものの正体は、
「仏陀の遺物」。
コロンボのペラヘラ祭りは、
神聖なものとされるこの仏陀の遺物を納めた電飾も施された入れ物を象の背に載せるところから始まるそう。
スリランカでは
神の遣いと言われている象。
パレードの合間合間には、
衣装を纏った象たち(一回だけ牛も登場!)が
目の前を歩いていきます。
象!?
…と、まれに象を模したトラックもまぎれていたり笑。
トラックといえば、
仏像たちを荷台に載せたトラックも登場。
この仏像トラックに、
人々は賽銭を施していきます。
実は何台もあった仏像トラック。
日本人の感覚だと度肝を抜かれそうな
電飾ピカピカの後光が射した仏像トラックも通ったり。
最初の数台は
沿道の人々が賽銭をお供えしやすいようにと
ゆっくりと進んでいた仏像トラック。
時間が進むにつれ
結構なスピードで何台も何台も目の前を
スーっと通り過ぎてく。
…それはそれは
何とも言えぬシュールな光景。
仏像トラック一団の後は、
サーカス団のように背の高い竹馬を履き、
踊ってねり歩く集団が登場!
そして締めくくりは、
なんと、ファイヤーダンス!
22:00頃、
名実ともに炎の熱気が漂う中、
ペラヘラ祭りは終了。
多種多様な衣装に、ダンス、
仏像から象まで、見応えたっぷりでした。
そんなペラヘラ祭りの会場でも、
アイス屋さんを発見!
こちらのアイス屋さんには
バニラとチョコとイチゴの三種類があり、
チョコ味をチョイス(100ルピー)。
駄菓子屋さんで売ってるような
素朴な味のチョコアイスでした。
2017年の開催予定は2/9、10だという
コロンボのペラヘラ祭り。
2月の満月の時期、
スリランカに来たなら
見逃せないお祭りです。