世界で二番目に大きな建物のある街、ブカレスト散策(後半)

離れた場所からでもその存在感が放たれる、
国民の館
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離れても、
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離れても…
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その姿たるや、お見事。



ここ、ルーマニアのブカレストにある
国民の館こと「議事堂宮殿」は、


アメリカのペンタゴン(国防総省本庁舎)に次いで、
世界で二番目に大きい建物(約330,000㎡)



それでも、
ペンタゴンの半分の大きさらしい。


一体、まだ見ぬ生ペンタゴン(約616,500㎡)は、

どんなに巨大なんだろう??



そんな、
世界で二番目の規模を誇る建物、
国民の館は、

かの、チャウ・シェスク大統領の命で
1983年に建設が始まった
大理石をふんだんに使った豪華な宮殿。

チャウ・シェスク大統領本人も
よく建築現場を訪れては、

その完成を心待ちにしていたそう。



ところが、
経済が落ち込み、ルーマニア国民の生活が
苦しくなっているにも関わらず、

この豪華な建物を建築したり、

要職に親族たちを就けたりしたことで
国民の反感をかう結果となってしまった。


完成まであとわずか、
館全体の80パーセントが出来上がりを迎えようとした頃、

革命が勃発し、

結局彼はこの館の完成を待たずして
人生を終えることになってしまった。




そんないわれを持つ国民の館は、
現在、ルーマニアの国会議事堂として使用されています。



館の内部は、
ガイドツアーで見学可能。
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正面に向かって右手側にある
ガイドツアー用の入口へ行き、

間もなく始まるという
スタンダードツアー+地下ツアーのセットツアー(35レウ)に参加。


館内の写真撮影を希望する場合は、
別途カメラ使用料要。


ものすご~く迷った末、

写真を撮らなかった後悔が残っていたので、

今回は追加料金(25レウ)を支払い、
写真も撮ってきました!

※国民の館のツアーは、
ホームページから事前予約も可能です
議事堂宮殿公式HP




まず、ツアーで最初に訪れたのは、
本革の椅子が並ぶシアターホール
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革製の椅子が列び、
今すぐオペラでも開演するかのようなホール。


立派なホールを見学した後は、
階段を昇って上階へ。


主にルーマニアの画家によって描かれた現代アートと、
ルーマニアの衣装が常設された廊下を通る。
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廊下の真ん中にある
こちらの絵が有名な作品。

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描かれた人々は
"みんな同じ顔(+目玉もない!)"が特徴だそう。



その後は、
二階と一階を行ったり来たりして、


ドイツ風の会議室、大理石の会議室といった

議事堂らしい館内の側面をみつつ、
ガイドさんのうしろについて、館内を巡り歩く。
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マスコミに向けた
取材用のスペースもありました。

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実に3,000もの部屋数を誇ると言われている
この国民の館で、

一番広い部屋が、
ここ、セレモニーホール
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ガラスの天井をはじめ、
大理石で作られた美しい内装のホール。


セレモニーホールを訪れた後は、

正面玄関前の赤絨毯が敷かれたホールからのびる
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まるで舞踏会でも始まりそうな
大理石の階段を上り、

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やって来たのは、

かつて、
国際音楽フェスも開かれたこともあるというホール。


このホールの窓から外を覗いてみると、

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まっすぐ続く一本道、Unirii通りを中心に、
両脇に社会主義、共産主義らしい重厚感のある建物が

ズラリと並ぶ。


チャウ・シェスク大統領は、
既存のブカレストの街並みを壊し、
理想的な社会主義、共産主義的な街を造り上げていったそう。


最後は館の地下へ。
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…正直、地下はサラリと見るだけなので、
時間がない方は、
省いてしまってもよいかもしれません。


地下にひっそりと掲げられた
ルーマニア社会主義国、ルーマニア共産党の紋章を見て、

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ツアーは終了。



ふんだんに使用された大理石や、
館内で見かけるシャンデリアが、
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高貴な雰囲気を醸し出す場所でした。

こんな巨大で豪華な館の
完成を見届けられずじまいだった大統領。

これだけのものを造るほどの力を持っていたとしても、
予想だにせずに終わりが来るものなんだと、

感じずにはいられない、ブカレストの街歩き。




国民の館を見学した後は、
街の中をブラブラ。


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緑色の大理石とフレスコ画、
くすんだ黄色の窓ガラスから挿す光、

全てが好みな教会を見つけ、

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これから暫し見る機会がなくなるであろう
正教会を眺めたり、

その教会の向かいにある、
「何でも5レウ」という、
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5 to goというお洒落カフェでひといきついたり。
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宿の近くに位置する
旧市街の教会を巡ったりした後、
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先日のブルガリアのソフィアで参加したフリーフードツアー、Balkan Bitesで出会ったジョナンに、会いに行くことに。


ドイツ人の彼女は現在、
ここブカレストで一年間、
ドイツ語を教えるボランティアをしているらしい。


ジョナンと、
同じくドイツからボランティアに来ているお友達と一緒に、
ロマーノ広場近くのカフェが並ぶエリアでお茶♪

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そんな彼女たちと
ドイツやブルガリア、
そしてルーマニアについておしゃべり。


以前アルバニアで出会ったドイツ人の3人組も
ブルガリアで今、ドイツ語を教えるボランティア中という
話を聞いたことあったし、

どうやら東欧の第二外国語は、
ドイツ語が人気らしい。


ジョナンとの再会を楽しんだ後は、

道の途中で、彼女オススメのルーマニアの定番パン、
Strudel cu dovlacをパン屋さんで発見し、

頬張ってみたり。
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まるでアップルパイみたいな、甘いパン!

その甘さの正体は、カボチャ。

Strudel cu dovlacとは、「カボチャのシュトルーデル」。

シュトルーデルは、
オーストリアやドイツ周辺でも人気の
中身を生地で何層にも包んだ食べ物。
中身によって、食事にもおやつにもなるらしい。


ここで食べたのは、
カボチャの甘さがたまらない、
おやつにピッタリな美味しい一品でした。



そして、
いよいよ東欧最後のゴハン。


煮込み料理が美味しかった東欧諸国。

手持ちのルーマニアレウの残金との調整の結果、
宿の近くのフードコートでセットメニューを注文♪




もはやルーマニア料理かも謎ですが、

コリアンダーの効いた肉団子のスープとポテトに、

選べるメインもうっかり肉団子を注文 笑。
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更にサラダとドリンクもついた
ボリュームたっぷりの、東欧での最後の晩餐(25レウ)。
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12月に日本を再出発してから、
チェコやドイツのクリスマスマーケット満喫し、

実際に訪れるまで
位置関係もよくわからなかった旧ユーゴの国々を巡り、

意外な日本的な雰囲気の街並みに驚いたり、

たくさんの素敵な人々に出逢ったり
(昨日の郵便局の一件を除いて;)。



チェコ、ハンガリー、オーストリア、クロアチア辺り以外は
なかなか日本人の旅行先としては
名前が挙がらない国々ですが、

ぜひ訪れてみて欲しい
とっても魅力的な場所ばかり。


東欧諸国オススメです。



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by ice_oga | 2016-02-18 23:21 | 街散策 | Comments(0) |