Don't Forget '93~橋が歴史を物語る街、モスタル~

ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル

街の中心を流れる
ネレトヴァ川に架かる橋が印象的なこの街。


中でも、
モスタルの象徴ともいえるのが

スターリモストという橋。
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旧市街の中に位置するこの橋は、
オスマン朝時代の1566年に造られた歴史ある橋。


ところが、
1993年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際に
この橋は破壊されてしまいました。



ボスニア・ヘルツェゴビナは
ボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人といった
異なる民族が暮らす多民族国家

宗教も
イスラム教、カトリック(キリスト教)、セルビア正教会(キリスト教)と様々。


そんな
ボスニア・ヘルツェゴビナ

第二次世界対戦後、
ユーゴスラビア(バルカン半島に位置する国々で構成された連邦共和国)の一部となるも、

ユーゴスラビア解体の動きが進むにつれ、

1992年に独立を宣言。


その独立に際し

民族間で意見の対立が生じ、
国内紛争が勃発。

世界大戦以降に起きた
ヨーロッパ最悪の紛争と呼ばれる程に
激しい争いが

1995年に和平合意(デイトン合意)に至るまで
繰り返されました。


和平合意後は、

ボシュニャク人・クロアチア人の国家、
ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦

セルビア人の国家、
スルプスカ共和国(別名:セルビア共和国
※お隣の国、"セルビア共和国"とは別物)

ボスニア・ヘルツェゴビナという一つの国の中に並立し、
国を構成しています。



紛争の最中に破壊されてしまった
スターリモストも
2004年、ユネスコの協力により再建

2005年には「モスタル旧市街の古い橋の地区」として世界遺産にも登録されました。



Don't Forget '93

橋が再建されて尚、
93年に起きた出来事を忘れ去らぬように、
紛争といった大惨事を繰り返さないように…


モスタルの街中には
そんな言葉が刻まれています。
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そんな歴史を持つ橋、スターリモスト。

橋の周りには
お土産屋さんがズラリ。
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昨夜訪れた時には既に閉まっていた
お土産屋さんを覗いてみると、


ボスニア・ヘルツェゴビナ名物、
薬莢ボールペンを発見!
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かつては本物の薬莢を使用していたそうですが、
現在は、お土産用に作られた薬莢を使用しているそう。

なかなか味があり、
お洒落♪
(私は1本しか購入しなかったのですが、
"もっと買えば良かった…"と後悔したお土産です!)


続いて目についたのは、

バカルと呼ばれる銅製品のお店。
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100年続いているという
こちらのバジャックというお店では
製作現場も見学させてもらえました。
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現在の店主さんで三代目。
四代目を受け継ぐ息子さんは
主に銅を使ったアクセサリーを製作しているそうです。
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とっても気さくな
店主のおじさんとお話しつつ
店内を見てまわった後は、


意外と足元が滑りやすい
スターリモスト
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下を流れるネレトヴァ川を眺めながら渡り、
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川の対岸へ。


スターリモストだけでなく、
その先に架かる橋も

この街の雰囲気にマッチして素敵です。
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猫もいっぱいいる
こちら側にも
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お土産屋さんがズラリ。

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ここで見つけたのが、
オーガニックショップ。

この地方のもので作られた
オーガニック製品のお店。
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見た目も可愛い
バスソルトやボディースクラブをはじめとする
バスグッズや
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キャンドル、
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ジャム等も売られていました。


小江戸風な街に並ぶ
お土産屋さん巡りが楽しいモスタルの旧市街。


※モスタルについては、
「旅いさら」へも書かせていただきました。
ぜひ、そちらもご覧ください。



朝から歩きまわり、

そろそろ
お腹も空いてきた頃。


スターリモストを渡ったすぐそばにある、
Hindin Hanというレストランで

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"バルカン風ハンバーグ"こと
プリェスカビツァに初挑戦(7マルク)。
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ハンバーガーが何個も出来そうなくらい、
ボリュームたっぷりのハンバーグ♪

上に載ったパンも柔らかくて美味しい!

モスタルの地ビール
モスタルスコ(飲みやすい味!)と合わせて
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美味しくいただきました。



お腹も満たした後にやって来たのは、

1628年に造られたイスラム教のモスク
コスキ・メフメットパシナ・ジャミーヤ(6マルク)。
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一般的にイスラム教のモスクの中に入る際

靴を脱ぎ

女性はスカーフで
髪の毛や首元を隠さなければなりませんが、


ここは土足のまま
そしてスカーフなしでも見学可能

観光客に開放されたモスク
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とは言え、
神聖な宗教施設なので、
マナーは守りましょう
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相変わらず
その美しさに心震わされるイスラム建築。

小さいながらも
素敵なモスクでした。
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そして、
このモスクに来たら

庭に出て、
ネレトヴァ川の方へ進むことを忘れずに。
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ここは
スターリモストを眺める
絶好のポイント!


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最後にスターリ・モストの姿を
目に焼き付けて、



簡素ながらも

wifiもサクサクな


モスタルのバスターミナルへ。



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15:00発のバスに乗って、


次の目的地、

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都

サラエボに向かいます(20マルク+ 荷物1マルク/個)。

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※2016年1月時点のモスタル発のバスの時刻表

サラエボ行きのバスは自由席。


人気の路線なのか、

ほぼ満席

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ちょこちょこ停車しつつ


山の中をぐるぐる進み、



車窓から雪景色を楽しんでいると、

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17:30、

サラエボに到着。




私たちが着いたのは、


アヴァズ・ツイストタワー(新聞社やレストランが入ったビル)が近くにそびえる


ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側の

バスターミナル。


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サラエボは
ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦
スルプスカ共和国(セルビア共和国)共存する街


小雨もちらつく中
たどり着いたサラエボ。

一体どんな街なんだろう。




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by ice_oga | 2016-01-25 20:54 | 街散策 | Comments(0) |