エジプト到着、危機一髪!?

無事入国できるのか、
弱冠ドキドキしながらたどり着いたエジプト、カイロの空港。

大使館からの返信通り、
アライバルビザ発行廃止は延期になっていたもようで、

空港であっさりビザ取得出来ました。

ビザの取得方法はとっても簡単。

入国審査の前に何軒か銀行の窓口があり、
「ENTRY VISA(入国ビザ)」との貼紙があるので、

そこで25USドルを支払うのみ
(パスポートのチェックすらありませんでした・・・。)
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すると、
シールになっている入国ビザをもらえます。
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あとは、
このビザとパスポートを入国審査時に審査官に提示すれば、

15ヶ国目、エジプトに入国完了!


カイロの空港から市街地までの移動手段は、タクシーまたはバス。

到着口から外に出たところから無料で乗車できるシャトルバス(トランスファーバス)が、
市街地に向かうバスも出ているバスターミナルにも停まると言うので、

シャトルバスに乗ってひとまずバスターミナルへ。

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ここから予約した宿に向かう為、
カイロの新市街に位置する「タハリール広場」行きのバスを探そうとしたところ…


バスの行き先が全く読めない!


文字だけではない。
「数字」も読めない!!

ここエジプトで使われているのはアラビア語
アラビア文字は私にとっては文字として機能せず、
模様にしか見えない。


数字も、普段私たちが見慣れている「洋数字(0123456789…)」とは
全く異なる「アラビア語の数字」がそこには記載されていました。
※かろうじて「1」と「9」は洋数字の面影があります。


※ちなみに、一般的に「アラビア数字」と呼ばれるものは「洋数字」のことを指し、
エジプトをはじめとするアラビア語圏で使われている「アラビア語の数字」を指す言葉ではないそう

…ややこしい。



そんな状態でバスターミナルの中を右往左往していると、
ここで働いているというジョージという人が話しかけて来た。

ジョージの言うことには、
「ここからは市街地に行くバスは出てないよ」との事。



どこの国でも、
「バスは来ない」と観光客に話しかけては、
車に乗せて高額な運賃を請求したり、コミッションの入る土産物屋やツアー会社に連れていかれてしまうという事例を耳にするので、

その類かと思い、
「ここにバスが来るのは知ってるので、バスを待つ」とだけ答え、
特に気にせずにいたのだけれど…


再び近づいてきたジョージが
「タハリール広場まで車で送っていってあげるよ」との事。


安全管理上、
知らない人(特に向こうから話しかけてきた場合)の車には
よっぽどのことがない限り乗らないようにしている。

もちろん、
「バスで行くから大丈夫」と断る。


…が、「市街地行きのバスはない」と何度の繰り返され、
「日本人ウェルカム!君はもう僕の友達だ!もちろんタダで乗せてくよ!」と、何度も言われ、

あいにく他に聞けそうな人も近くにおらず、
いつまで経ってもどのバスに乗るべきかわからなそうなので段々と心が揺らぎ始め…


「本当にタダで乗せていってくれるの!?」と何度も確認し、

移動の疲れで早めに宿に着きたい気持ちもあり、
半信半疑ながら車に乗ることに。




結果として

知らない人の車に安易に乗ってはいけない!
と再認識することとなりました。



車に乗り込んではみたものの、
本当に親切な人なのか、悪い人なのか、
やっぱりフィフティー フィフティー。

こんな場合に私が行う「怪しさ確認方法」を早速実施。


その確認方法とは、

「相手に撮ったことがわかるように(←ココがポイントその人の写真をおもむろに撮り、
相手の反応を見ること」


外国人観光客に自分から話しかけてくるような方は、
フレンドリーな方が多いので写真撮影には好意的な場合が多い。


一方、急に人が変わったかのように怒りだしたりしたら、
その人が自分に何らかの害を与えようとしている可能性が高いと予想でき、

更に、
何らかの被害に遭った場合、その写真を何らかの証拠として使用出来るかもしれない。

※本来マナー違反の行動であり(他人の写真を撮る時は「撮ってもいいですか?」とひと声を!)、
後者に該当した場合、カメラを壊されたり、盗られたりする危険も無きにしも非ずなので、

必要だなと感じた時のみ実施する自己防衛策。



カシャッ!


と、携帯電話のカメラで後部座席からジョージの写真を撮ってみると、


手をバッと目の前に出され、
今の写真を消せ!と、慌てて言ってきた。


怪しい!!


ひとまず、早めにこの車から降りた方が良さそうだなぁと考えはじめていると、
バスターミナル横の駐車場を出たあたりで

「君は助手席に座らず後部座席に座ったから、
警察がこの車をタクシーだと思って、お金を払わなければならない」

※タクシーや知らない人の車に乗らざるを得ない場合、
運転手による荷物の盗難や、セクハラ防止の為にもなるべく助手席〈 後部座席 に乗るようにしてます。

と、よく理屈のわからないことを言い始め


だから、1,000ポンド 金を払え

※ネットの情報によると、タクシーで行っても空港→市街地へ100ポンド前後。



やっぱり。
タダと言いつつ、高額請求してくるパターンの人らしい。


最初から「ガソリン代」のような必要経費をクリアに請求してくる場合ならともかく、

騙そうとしてくるような人には
一切お金は払いたくない。



もちろん、納得いかないので、
「あなたが『タダで乗せていく』って言って、それを何度も確認もしたでしょ!
そもそも そんなエジプトのお金は持っていない!」と、主張。


すると、
「金を払わないなら、車から降ろした瞬間に
知り合いにお前の荷物を奪いさせ、殺させる」とか、

「アジア人好きの金持ちに人身売買で売ってやる」とか、

「この日本人は金を持ってると言いふらし、近くにいる人に襲わせる」とか脅し文句を並べてくる。


変な事件に巻き込まれても困るので、
「それなら、ここでいいから今すぐ車から降ろして」

と、言ってみたものの、
完全にスルーされ、車はそのまま走り続ける。


正直、今走っている場所がどこなのかわからないけれど、
とりあえず、車のスピードが落ちたところを見計らって無理やり車のドアを開け、降りようとしたところ…

アレ!?

この車、内側からドアを開けるドアノブがない!!


ジョージ曰く
「運転席からじゃないと、他のドアは開けられないから逃げられない」とのこと。



・・・これっていわゆる軟禁状態!?

エジプト着いて早々、ピンチ。




その後もひたすら、金銭の要求と脅迫めいた言葉の連続。

このままホントにどこかにと連れ去られるのかな…と冷や汗をかきつつも、
屈してお金払うのも悔しいし、荷物も荷台に入れてしまっていて持ち逃げされるのも癪なので、

一か八か、勝負に出ることに。




脱出作戦その1:(怒り気味で)警察を持ち出して諦めさせる。

私:「そんな法外な金額は明らかにおかしい!どうしても払えというなら、まずは警察に行って!」と主張。

ジョージ:「わかった!警察へ行ってもいい。」と、返事はするものの、
もちろん警察へ行くはずもなく、車はよくわからない道をUターンしながら走り続ける。

→作戦失敗


脱出作戦その2:(冷静に)お金がないことを証明し、諦めさせる。

私:「今、持ってるのはユーロの小銭のみ」だと、財布の中身を見せる。

ジョージ:「無一文でエジプトに来るわけないだろう!」と、聞く耳もたず。

→作戦失敗


脱出作戦その3:(おだて気味に)良心を目覚めさせて諦めさせる。

私:「あなたは、そんなひどいことをする人ではないはず。
(車に乗ったばかりの時、彼が宗教の話をしていたので)神様を信じる人がそんな悪いことはしないよ。」

一瞬ジョージに揺らぎが見えたように見えたものの、変化なし。

→作戦失敗



お互い、
一歩も譲らず1時間が経過。

ジョージ:「金を払え!このまま知り合いのところで殺されるのと、金持ちのとこに売られるどっちにするんだ」

私:「そんな金額はおかしい!お金もないから絶対に払わない!」

の、繰り返し。



平行線をたどり続けることに、さすがにジョージも限界が来たらしく、

ジョージ:「金を払え!払わないとコレは返さない!」

と、かけていた眼鏡を奪われる。


今、手元に眼鏡はコレ1本しかないので、なくなると困るものではあったけれど、
だいぶ古いもので壊れ気味だったので


私:「貴方が欲しいならそのメガネはあげる。
ここまで乗せてきてくれたお礼はしたいけど、私はお金がない。」


と言うと、

予想外の反応だったらしく
ジョージの態度が段々と変わってきた。


とりあえず、荷台に載せていた荷物もなんとか説得して
助手席の所(私の目が届く範囲)まで持ってきてくれ、
金も「20ポンド」でよい。

と、段々状況はマシにはなってきたもの、

相変わらず開放してもらえない上、

騙そうとしてくる態度と、
とっくに宿に着いてもいいはずの時間になっても
ずっと緊張感の中、連れまわされていることにイライラしてきて意地になり、

「一文たりとも払いたくない!」との気持ちが増すばかり。


ジョージ:「今から、例の人身売買先まで連れて行く。
ここから30分だ!」
 →「10分だ!」
 →「5分だ!」

と、最初の「30分」発言から1分も経たぬうちに
「5分」へと話変わりまくる辺りから、

脅迫の内容も口だけのような気もしてきたので、

私:「人身売買先も絶対行かない!金も払わない!」と、断固拒否。



さすがに疲れてきたジョージ。

通りすがりにあった地下鉄の駅を過ぎた辺りで、

ジョージ:「この地下鉄の駅から電車に乗って行け!20ポンド払えば車から降ろしてやる」

との話に。

私:「地下鉄乗るお金もないから、ここから街まで歩いていく! だからさっさと降ろして!」

と言うと、
本当にお金がないことをようやく理解してもらえたらしく、



わさわざ駅の入口まで車で戻って無事降ろしてもらえ、

地下鉄代として1ポンドまでくれて、

ジョージは去っていきました。



ひとまず、
荷物も命も無事で本当によかった。。。

根はそこまで悪い人じゃなかったのかな!?
やっぱり脅し文句は全部口だけだったのかな!?


なにはともあれ
もう一度書きます、

知らない人の車には、安易に乗らないようにしましょう。


今回の件は、運が良かっただけだと思います。
本当に事件が起きてしまってからでは手遅れです。



さて、
ジョージにもらった1ポンドを片手に、
目の前にある地下鉄の駅の中へ入ってみるも…


ここ、どこ!?


駅名は、
アラビア語で全く読めない。、。

とりあえず駅員さんに聞いてみると、
英語が通じる方で、目的の宿に近い駅への行き方を教えてくれた。


ホーム行きの看板には、英語の表記があったので、
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それに従って電車を乗り継ぎながら、

宿の近くのナーセル駅を目指す。


そんなことがあったばかりなので、
駅構内で迷っていた時に話しかけてきてくれた方も、
この人も悪い人なんじゃないかと完全に疑いの目で見てしまう。

最初の乗り継ぎの駅で声をかけてきた方は、
確かに親切ではあったのですが…

恐怖を感じるくらい しつこい人で…


エジプトに対する苦手意識が深まるばかり。


でも、
その次の乗り継ぎ駅で助けてくれた女性は
とっても親切で感じもよく、少し気持ちが救われました。



ようやく到着した
宿の最寄りのナーセル駅の出口を出ると、


目の前に広がるのは、
ヨーロッパとは違う 何とも言えぬ、
旅好きにはたまらないゴチャゴチャ感!
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カメラ片手に道を歩けば、
「写真撮って」と気軽に声をかけてくれる街の人々。

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決してよいとは言えない
エジプトの第一印象。

“これからどんなエジプトの旅が始まるのだろう??”

と思いながら歩き、
ようやく目的の本日の宿にたどり着きました。

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by ice_oga | 2015-09-07 21:30 | 交通・移動 | Comments(0) |