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ナスカの地上絵をいろんな角度から見てみる(D'ONITO、Turbo)

窓の外は、まるで地球じゃないような景色。
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眠気眼でそんな朝焼けの景色を眺めていると、いつの間にかナスカに到着。


今日は昼間にナスカの地上絵を観て、
同日中にイカを経由し砂漠の中のオアシス、ワカチナへ移動予定。

クスコで再会したレナさんも、
偶然今日全く同じルートで移動するらしいので、ナスカのターミナルで待ち合わせ。
※彼女のバスの方が先にナスカに到着予定だった為。

ところが、私のバスが停まったのは、どうやらバス会社のオフィス前。

荷物を降ろしながら、バスターミナルを探そうとしていると、

"ジャパニーズ、ジャパニーズ!
フレンド ウェイト!"

と、叫ぶおじさんが二人。

え!?私のこと!?

確かにレナさんと待ち合わせはしてるけれど、
おじさん達のいう「フレンド」が彼女のことを指しているのかは謎。

”その人の名前は?”

と聞いても、”オフィスで待ってる”としか言わない。

だいぶ半信半疑のまま、
とりあえずその人たちの車に乗り

少し走ると、
着いた先に待っていたのは


レナさん!!

彼女も事情は?らしいけど、
とりあえず無事会えてよかった!

よくわからぬまま、彼らの事務所があるホステルに移動。
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予想はしていたけど、
案の定、
地上絵ツアーの勧誘スタート。

・高い位置を飛ぶ大型セスナがUS70ドル
・低い位置を飛ぶ小型セスナがUS110ドル。
・地上の展望台(パルパの展望台・ナスカの展望台・ナチュラルミラドールの3ヶ所)巡るツアーが120ソレス。

(マチュピチュに引続き)通貨がバラバラでわかりにくいけど、
ハッキリ言えることは

高い!

最初はお金もないし、
展望台だけでよいと思ってたけれど、

やっぱりナスカまで来たら

メインのハチドリの地上絵がみたい!!
でも、フライトでは見れない
パルパの地上絵(ナスカの少し先にある地上絵群)も見たい!!

と、ついつい欲が出てしまい…

交渉の上、
小型セスナのフライト85USドル+展望台ツアー60ソレスで手を打つことに。

大型セスナだと、
結局ほとんど地上絵が見えなかったという話を聞いたことがあるので、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、完全に予算オーバーながら小型セスナを選択。


展望台ツアーの出発は10分後。
急いで準備。

ツアーと言っても、
ドライバー兼ガイドのフアンのタクシーのような車で、
参加者はレナさんとイスラエル人と私の3人のみ。
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気持ちいいくらい周りに何もない一本道、
アメリカンハイウェイを走り
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パルパの地上絵を臨む展望台に到着(2ソレス)。
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強風でも吹けば崩れてしまいそうな、
斜めに傾き気味の高さ15mの展望台から見えるのは。

家族(+ライオン!? や コムサのキャラクター「スミ子」に似た)の地上絵。
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ここの地上絵は山の斜面に描かれているので、
展望台に登らなくても結構ちゃんと見えます。


地上絵が描かれたのは、今から約3000年前。
地上絵全体がお寺のようなもので、信仰の対象となる場所だったとのこと。

フアンが言うには、
地上絵を描いている線は、雨が降り、風が吹き、小さな竜巻が起こることで、
人間が手を加えなくても消えずにメンテナンスされ残ってる

…とのことだけれど、

それにしてはキレイに残りすぎてるので、真実かどうかは謎。


もと来た道を辿り、
次は、ナスカの地上絵の展望台へ。(2ソレス)。

この展望台からは、
全長46mの「かえる(または、手)
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と、全長150mの「木(または、海藻)」。
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そして、ハイウェイが出来た際に一部失われてしまった
トカゲ」の地上絵を見ることが出来ます。

他にもトラックの車輪の後で消えてしまった箇所なんかも。

地上絵って、
もともとはそんな感じの管理状態で問題ないようなものだったのかな??


最後はナチュラル・ミラドール
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こんもり山が盛られたような場所。

この辺の地面には53本のラインがあるらしく、
このミラドールから見える、このラインの真ん中に太陽が来ると冬が始まる( 6/21頃)と判断できるらしい。
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ホステルに戻ると、
セスナツアーはまたまた10分後に出発とのこと。
展望台ツアーにのみ参加のレナさんとは、また今夜のワカチナの宿で待ち合わせ予定。

セスナは酔いやすいので、
胃の中空っぽで行った方が良いらしいですが、
朝から何も食べておらず空腹に負け、
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近くの商店でお菓子買い、つまみながら空港へ。

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空港では、25ソレスの空港税を支払い
セスナのバランスをとるように乗客を配置にするため、体重測定

…!!

”南米、特にペルーは
安くて美味しいものがいっぱいあったから…”

と言わずにはいられないほど日本出発時より増加しており、
思わず、体重計に2回乗り直してしまいました笑。


空港で1時間くらい待たされた後、
パスポートチェックと、持ち物検査。
NGだった折りたたみ傘や、キーチェーンを検査室にお預けて、

いよいよフライト。

パイロット2人+乗客5人。
ヘッドフォンをして、

空中へ。
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何やら副操縦士さんが言っているので外を見ると

地面には、ほんのりクジラの絵!
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少し進むと、山の斜面に宇宙人(フクロウ人間)。
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わー!
これが、あのナスカの地上絵!


って気持ちが高ぶったのも束の間、

めっちゃ気持ち悪い。。。

くるくる旋回し、地上絵に合わせ右に左に傾く飛行により、
完全に酔いました。

気を抜くと機内が大変な事になりそうなので、気を張りつつ窓の外を覗く。


すると、ナスカの地上絵と言えば
一番に思い浮かべる、

ハチドリ!
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線が白く見えるせいか、この絵はくっきり見えました。

サルや、コンドル(大きい!)はやや薄めであまり上手く写真に撮れず…。

クモ
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午前中に見たカエル(手)木(海藻)を見て、約25分のフライト終了。
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フライトの証明書と
パスポートにナスカのスタンプもゲット♪
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3000年も昔に描かれた、
巨大で、どことなくチャーミングな絵たち。

展望台から線を間近に見た時は、
土の匂いや、荒野が醸し出す独特の空気感の中で、
思わず地上絵を描かれた時代を身近に感じてしまいそうな
意外と素朴な地上絵の線を近距離で見ることができ、

一方で、セスナで上空から見た時は、
それぞれの地上絵の全体像を個別の作品として見ることができ、美術館を巡っているかのよう。

同じ「ナスカの地上絵」でも、見方を変えることで、
全く別物のような楽しみ方ができました。


ちなみに、間もなくナスカで
日本のホラー映画の撮影が始まるそうです。
映画公開されたら、ナスカ行く日本人増えるのかなー??

すっかり酔いの気持ち悪さも消え、遅めのランチを食べてた後は、
アイス♪

・D'ONITO(50センティモ≒20円)
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バニラ
ルクマ味の
7:3の割合でバニラが多めのクリーミーなアイスバー。


さて、次の街、イカへ行こう!
イカ行きのコレクティーボ(乗り合いバン)の客引き(15ソレスで、途中でいろいろ停車するバスよりも早く着くらしい)にあいつつも、

バスの方が少しだけ安いとの話を聞いたので、
ターミナルまで行き、入口近くのSoyuzのバス(11ソレス)でイカへ。
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バスに乗り込むと、アイス売りのお兄さん、John。
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さっき食べたばかりだし、お金ないし…と断ったものの、

”バス暑いよー”と勧められ続け、
ついついその中で一番安いアイスを購入。
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・Turbo(1ソル≒40円)
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三角形のイチゴとオレンジのシャーベット。
シャーベットなので、31kcalとカロリーは低め。
オレンジのシャーベットが中心にあり、
その上を、まさに外国のイチゴ味のお菓子の味なイチゴシャーベットが覆ってました。

無事イカのバスターミナルに着き、
そこからタクシーで20分ほど行ったところにあるワカチナという街へ。


目星をつけていたホテル「Casa de Arina」に無事チェックインし、レナさんとも再会。
※25ソレス/泊。サンドバギー&ホード(40ソレス+税3.8ソレス)を申し込むと15ソレス/泊でok。朝食なし、wifi弱め。
値段のわりに全体の設備はよいですが、スタッフの対応は期待しない方がよいです(何を言っても”ちょっと待って”とだけ言い、放置)。
+ダニにも刺されたので要注意。


明日は、楽しいと噂のサンドバギー&サンドボードに砂漠の中で挑戦!

by ice_oga | 2015-05-25 22:53 | アイスクリーム | Comments(0) |